鷹、デスパイネとグラシアルの残留発表 ともに2年契約「1年でも長くホークスで」

ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ(左)とジュリスベル・グラシアル【写真:藤浦一都】
ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ(左)とジュリスベル・グラシアル【写真:藤浦一都】

保留者名簿から外れて自由契約となっていたが、キューバ政府との交渉を続けてきた

 ソフトバンクは24日、保留者名簿から外れて自由契約となっていたアルフレド・デスパイネ外野手、ジュリスベル・グラシアル内野手と来季の契約に合意したと発表した。共に2年契約となる。

 ロッテに入団した2014年に来日したデスパイネ。3年間在籍した後、2017年からソフトバンクへ。移籍1年目の2017年に35本塁打103打点で2冠に輝くと、2018年は29本塁打、そして昨季は36本塁打を放った。球団を通じて「ホークスと再契約でき、大変嬉しく思います。過去3年間で3度の日本一になることができましたので、今年はリーグ優勝と4年連続日本一を達成できるよう頑張ります。これからも応援よろしくお願いします」とコメントした。

 グラシアルは2018年にソフトバンクに加入。1年目は外国人枠の関係や怪我の影響もあって54試合の出場に終わったが、昨季は103試合に出場し打率.319、28本塁打68打点。キューバ代表活動による離脱などもあり規定打席には到達しなかったが、チームには欠かせない活躍を見せ、巨人との日本シリーズではMVPに輝いた。

 グラシアルも球団を通じてコメントを発表。「今年も福岡でプレーできることが決まり、大変嬉しく思います。現在もしっかりトレーニングできていますし、これまでの2年間よりも良い成績が残せるよう頑張ります。また、ホークスが目指す10年連続日本一を達成できるよう、1年でも長くホークスでプレーし、チームの連覇に貢献したいです。宮崎キャンプでファンの皆さんとお会いできるのを楽しみにしています」とコメントした。

 キューバ人選手との契約交渉は窓口がキューバ政府となるため、時間を要する。先行きが見通せないこともあって、11月末の保留者名簿の提出までに交渉が合意せず、2人は名簿から外れて自由契約となっていた。その後もソフトバンクは交渉を続け、キャンプインまで約1週間というところで契約を結んだ。

(Full-Count編集部)

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