ダルビッシュがア軍サイン盗み“被害者”2位に 米メディア「プレッシャーに弱いと…」

ドジャース時代のダルビッシュ有(現カブス)【写真:Getty Images】
ドジャース時代のダルビッシュ有(現カブス)【写真:Getty Images】

ダルビッシュは2017年WSで2試合先発も、いずれも2回途中で降板した

 メジャーリーグを揺るがせているアストロズの“サイン盗み”問題。米スポーツメディア「12アップ」は「サイン盗みスキャンダルでアストロズが謝るべき5人のMLBプレーヤー」として、カブスのダルビッシュ有投手を挙げている。ダルビッシュはドジャース在籍時の2017年ワールドシリーズで2試合に先発も、いずれも2回途中KOされ、ファンから大バッシングを受けた。

 記事は「アストロズがサインを盗んで、パフォーマンスを向上させたことは、多くのプレーヤーのキャリアに大きな影響を与えた。特に、次に紹介する選手はアストロズがサイン盗みをしなかったらどうなっていたかだろうか、と今後もずっと考え続けるだろう」とし、5選手について説明している。

○5位 クリス・メドレン

 2015年にワールドシリーズを制覇した時のカンザスシティー・ロイヤルズのメンバーであったメドレンは、2018年のシーズンにメジャーリーグに復帰しようとしていた。しかし、運悪く、その年の初先発となった試合の相手はアストロズだった。9安打7失点され、これが彼にとって現役最後の登板となった。

○4位 ケンリー・ジャンセン

 2017年ワールドシリーズでは球界ベストのクローザーと考えられていた。鍵となった第5戦では延長で失点して負けてしまった。このワールドシリーズ以降の防御率は3.34で、それは彼のキャリア防御率の 2.35を大きく上回っている。

○3位 アロルディス・チャップマン

 球界の最高のクローザーの1人であったチャップマンは、2017年と2019年にア・リーグチャンピオンシップシリーズでアストロズと対戦したが、パフォーマンスが悪かったために名声に傷がついた(それはおそらく彼のせいではない)。大舞台に弱いとみなされて、ヤンキースでのレガシーは汚された。

○2位 ユウ・ダルビッシュ

 2017年ワールドシリーズ第3戦に先発したが、不幸なことにアストロズのサイン盗みが功を奏し、2回途中で4安打6失点という結果に終わった。優勝がかかった第7戦でも上手くいかずにそれ以来、プレッシャーに弱いとみられるようになった。ワールドシリーズを制覇することなくカブスに行ったが、まだ彼の本来の独占的なパフォーマンスは完全には戻っていないようだ。

○1位 クレイトン・カーショー

 2017年ワールドシリーズ第1戦、ホームで素晴らしい投球を見せたが、そんなことは誰も覚えていない。覚えているのは、ヒューストンで行われた第5戦で6失点したことだ。もしこのままワールドシリーズで勝利することがなければ、アストロズがサイン盗みをした2017年のワールドシリーズは彼にとって永遠に忘れられないものとなるだろう。

 アストロズが謝るべきプレーヤー“2位”に選出されたダルビッシュは自身のツイッタでー、17年ワールドシリーズでのアストロズのサイン盗みに言及。「自分としてはワールドシリーズの結果は受け入れる。それがないと今の自分や家族はいないので」と綴っている。17年ワールドシリーズを糧に、右腕はカブスで輝きを着実に取り戻している。

(Full-Count編集部)

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