大谷翔平、“相棒”の祝福なき弾丸44号に寂しさ「良い関係だったと思います」

アストロズ戦に「2番・投手」で出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
アストロズ戦に「2番・投手」で出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

大谷弾を祝福していたイグレシアスが4日に退団、Rソックスへ移籍した

■アストロズ 10ー5 エンゼルス(日本時間11日・ヒューストン)

 エンゼルスの大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、敵地・アストロズ戦で両リーグ最多44号本塁打を放った。「2番・投手」で投打同時出場し、初回の第1打席で右越え44号ソロ。リーグの本塁打王争いではブルージェイズ・ゲレーロJr.、ロイヤルズ・ペレスに2本差を付けた。「基本に忠実に毎日1打席を大事にしながら打ちたいなと思います。個人的には意識しながらやりたいなと思っているので。その中で1打席1打席、冷静に打てれば、必ずいい結果が残るかなと思います」と前を向いた。

 大谷が本塁打を放った際、イグレシアスが派手にベンチ前で出迎えるのがお決まりだった。しかし、エンゼルスは3日(同4日)に正遊撃手の退団を発表。この日、米メディアから「イグレシアスがレッドソックスに移籍。いないことに寂しさや物足りなさは?」と質問されると、大谷も寂しげに言葉をつないだ。

「そうですね。いっぱいコミュニケーションもとって良い関係だったと思います。彼だけじゃなくて、今年は怪我とか離脱者も多いですし。なかなか思うように全員がというシーズンではないですけど、その中でもあと少しみんなで頑張りたいなと思います」

 この日の投球では4回途中6失点で2敗目。メジャー初の2桁10勝目はお預けとなったが、今後も豪快な一発をかっ飛ばし続け、シーズン後に“元相棒”へいい報告をしたいところだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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