大谷翔平は「14~15勝するだろう」 通算132勝のOB太鼓判「走者を背負うと別の生き物」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

地元放送局解説のマーク・グビザ氏「ホームラン数は35本くらいかな」

 エンゼルスの地元放送局「バリースポーツ・ウエスト」で解説を務める球団OBのマーク・グビザ氏がFull-Countの取材に応じ、大谷翔平投手の今シーズンの活躍について言及。2本塁打&8打点の翌日に8回13K無失点と好投した6月21日と22日(日本時間22日と23日)のロイヤルズ戦でのパファーマンスを「まだ衝撃を受けている」と絶賛し、投手として14~15勝、ホームランを35本程度放つと予測した。

 1984年から97年までロイヤルズ、エンゼルスでプレーし、通算132勝を挙げたグビザ氏。解説者として日々エンゼルスの試合を追う中で、前述の2試合は特に印象深いという。「正直、自分が目にしたものについてまだ衝撃を受けている。2日間連続で見たパフォーマンスとしては、最もとてつもないことだった。彼がしたことがどれほど驚くべきことだったか説明するのは難しい。ゆくゆくはスポーツ史上、最も偉大な2日間にわたる活躍として語り継がれるだろう」と振り返る。

 投手としてここまで6勝4敗、防御率2.90。メジャー初の2桁勝利に向けて白星を積み上げている右腕を、グビザ氏は「クリエイティブ」と評する。腕の位置を変えて投げたり、スピードにも強弱をつけたりする投球に「走者を背負うと別の生き物に変わる。ボールそのものは……彼を上回る投手を見つけるのは難しい」と元投手の視点で大絶賛。昨季9勝だった白星は「増えると思う。14勝から15勝くらいするだろう」と予想した。

 昨季46本塁打を放った打撃は、どう映っているのか。6月27日(同28日)終了時点での16本塁打、打率.260、OPS.830は、昨年の同時期よりも低い数字だ。ただ、昨年の場合は球宴後の本塁打が9本と失速した。グビザ氏は、当時はチーム事情もあり「ホームランを狙おうとボール球に手を出していた」と指摘。「そこから学んだと思う。ホームランは意識しないときに出て、意識すると出ないものだ。最終的には去年よりいい数字を残すと思う。ホームラン数は35本くらいかな」と今後上昇すると予測している。

(Full-Count編集部)

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