1安打で1万円、計797万円に 巨人・村田選手、子ども医療センター寄付

 黒岩祐治知事は21日、県立子ども医療センター(横浜市南区)に2008年から寄付活動を行っているプロ野球・巨人の村田修一選手に感謝状を贈った。

 2006年、712グラムで生まれた村田選手の長男は、同センター新生児集中治療室(NICU)に入院して一命をとりとめた。村田選手はこれを機に同じような境遇の子どもたちの医療を支援しようと、08年から「ささえるん打基金」としてシーズン1安打につき1万円の寄付を始めた。

 今季はシーズンで160安打、クライマックスシリーズで5安打を放ち、計165万円を寄付。9年間の寄付総額は797万5千円に上る。

 黒岩知事から感謝状を受け取った村田選手は「(子どもの命を)半分あきらめていたが、センターの皆さんには本当に助けられ、感謝しきれない。今後も長く寄付を続けていきたい」と話した。

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