グリエル、DeNA“お騒がせ”退団も日本での成長実感「素晴らしい経験だった」

怪我を理由に来日延期で契約解除、批判浴びるも…「多くのこと学んだ」

 昨年、DeNAから契約を解除されたユリエスキ・グリエル内野手がドミニカ共和国で行なわれているカリビアン・シリーズにキューバ代表として参加。2014年の1シーズンプレーした日本で成長を遂げたと語っている。MLB公式サイトが伝えている。

 キューバ球界屈指の大物選手と言われるグリエルは2014年途中にDeNA入団が発表され、6月8日の楽天戦でデビュー。62試合に出場し、打率.305、11本塁打、30打点を記録した。しかし、翌2015年はキューバの国内リーグに出場した後、ケガの治療を理由に再来日を延期。その後、契約違反により契約解除となった。

 これにはファンや関係者から非難の声が相次いだが、今回カリビアン・シリーズに出場している31歳の内野手は日本での経験に感謝する言葉を残しているという。

 MLB公式サイトによると、スペイン語で「日本の野球は自分たちがプレーしていた野球とは異なる。違う文化があり、違うやり方がある。すぐに適応しなければいけないけれど、素晴らしい経験だった。私は多くのことを学んだんだ」と語っている。

 DeNA退団後はメジャー挑戦の夢を語っていたグリエル。キューバからメジャーへ移籍するにはいまだ障壁があり、これまでは亡命等の手段でメジャー挑戦を実現する選手も多数存在した。そんな中、今後はどのような選択を下していくのか。今大会もメジャースカウトから注目を浴びている31歳は日本で過ごした日々による成長を実感している様子だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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