3安打で打率上昇の巨人坂本 守り抜いた松井氏の教えと主将の誇り

G坂本、首位打者獲得で名選手の仲間入りなるか

 巨人・坂本勇人内野手が初の首位打者へ猛進している。16日のヤクルト戦で3安打と気を吐き、打率は.349に上昇した。

 この日は初回、先発の内海がいきなり2失点し、嫌なムードが流れたが、その裏、無死一、三塁でヤクルトの先発・デイビーズのチェンジアップにタイミングを外されるも、左翼前に落とした。「いい当たりではありませんでしたが、すぐに(点を)返すことができて良かったです」とコメントした。

 今年の坂本は右足に重心を残した打撃を徹底。キャンプ中にもらったOBの松井秀喜氏の助言が背景にある。

 同氏は元ヤンキースのジーターやレッドソックスのオルティスらが「後ろの軸足にしっかりと体重を残す」と、メジャーリーガーの好打者を引き合いに出して指導。「本当に(助言は)ありがたいことですし、期待に応えられるようにしたいです」という坂本は内田順三打撃コーチからもチェックしてもらい、シーズンを通じ、フォームを自分のものにしてきた。

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