日ハム斎藤佑、来季こそ再生なるか 栗山監督が「信じてる一番の部分」とは

「斎藤佑はどうしてダメなのか?」の厳しい質問に…「僕が悪い」

 日本ハムの栗山英樹監督が15日、東京の外国特派員協会で記者会見を開き、今季でプロ6シーズン目を終えた斎藤佑樹投手に関し、「どうしてダメなのか?」と厳しい質問が飛んだ。

 早実時代には、甲子園決勝でヤンキース田中擁する駒大苫小牧と球史に残る激闘を制して日本中を沸かせたが、早大を経てプロ入りしてからは苦戦。今季は11試合登板で0勝1敗、防御率4.56に終わった。プロ通算14勝20敗、防御率4.02と結果が出ない。

 栗山監督は開口一番で「僕が悪い」と“謝罪”。鎌ヶ谷での秋季練習でも、本人とじっくり話したという。

「斎藤より球の速いピッチャーはいっぱいいるが、(彼は)勝ち方を知っている。僕が信頼して、信じている一番の部分。自分が思ったようなピッチングができる確率を上げてやらないといけない。この2年間、本当に何とかしないといけないとやってきたが、もう少し時間をください。本人と(何をすべきか)しっかり話して、伝えている。本人も何とかしなければと感じている。来年、頑張ります」

 記者会見の司会から、「栗山監督を見て思うのは、(ドジャース、ブレーブス、ヤンキース、メッツの元監督)ケーシー・ステンゲル。(機知に富んだコメントから)老教授と呼ばれたが、栗山監督はヤング・プロフェッサー」と持ち上がられた指揮官。ハンカチ王子の再生は、来季も大きなテーマの1つになる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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