だからソフトバンクは強い? 工藤監督「うちはそれができている」戦略とは

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:荒川祐史】

7回に下位からダメ押し「下位からの得点はチームにとって欲しいところ」

 ソフトバンクは8日、敵地で日本ハムを5-2で下して6連勝。首位をがっちりキープした。

 7月は負けなしの快進撃に工藤公康監督は口調も滑らかだった。打線は初回の柳田の先制2ランに始まり、中押し、ダメ押しと効果的に加点。「取られた時にポンと取り返してくれて良かった」と振り返ったのは1点差に迫られた直後の7回の攻撃だ。先頭の8番甲斐が中前打で出塁し、2死後に2番高田の適時打で生還した。

「下位からの得点はチームにとって欲しいところ。うちはそれができている。3、4、5番が仕事をしているしね。その中心にいるのは柳田君」と笑みをこぼした。

 守っては、先発の千賀を6回104球で降板させ、鉄壁リリーフ陣で逃げ切った。千賀にとっては、5月28日の日本ハム戦以来の7勝目。「勝ちがつけば、次の1週間は全然違う。リリーフに負担はかかるけど、これから先、先発が安定するのが一番だから」と指揮官は余裕の表情で話した。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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