侍ジャパン女子代表、2戦目は難敵チャイニーズ・タイペイ戦 橘田監督は警戒「経験が豊富」

2017.9.3

香港で行なわれている「第1回 BFA 女子野球アジアカップ」。初戦で韓国を11-0の5回コールドで下した日本は大会2日目の3日、チャイニーズ・タイペイと対戦する。韓国戦後、橘田恵監督は近づく台風を心配しながらも「明日が一番の強敵ですから、そこに向けてしっかり準備したいと思います」と決意を語った。

写真提供=Getty Images

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アジアでは日本に次ぐ世界ランキング6位の相手、「機動力と投手力と守備力で」勝負へ

 香港で行なわれている「第1回 BFA 女子野球アジアカップ」。初戦で韓国を11-0の5回コールドで下した日本は大会2日目の3日、チャイニーズ・タイペイと対戦する。韓国戦後、橘田恵監督は近づく台風を心配しながらも「明日が一番の強敵ですから、そこに向けてしっかり準備したいと思います」と決意を語った。

 日本は今大会に18歳以下の高校生20人でメンバー構成し、臨んでいる。「今回、高校生世代でフル代表が出る大会に挑ませていただいている。国際大会が初めてのメンバーですので、今日、それを感じ取れたというのはいいことだと思います」と橘田監督。チャイニーズ・タイペイは日本戦が初戦となるため、日本が1試合を消化している点ではやや有利か。

 ただ、日本が1位のWBSC世界女子ランキングでチャイニーズ・タイペイは6位。アジア勢では日本に続いている。橘田監督は「あちらの方が、経験が豊富だと思う。いろんな策があると思うので、そういう策があらかじめあると思って準備したいと思います」と“準備力”を強調した。

 また、橘田監督は「韓国の選手も大きかったですが、チャイニーズ・タイペイも大きい選手が何人かいました」と、体格差にも用心する。両チームの平均身長は2センチも違わないが、平均体重は5キロ以上も差があり、日本は小柄だ。「体格ではかないませんので、機動力と投手力と守備力でまさっていきたいと思います」と、パワー以外の部分で勝機を見出す構え。韓国戦では相手の隙をついて、二盗、三盗をどんどん仕掛けており、チャイニーズ・タイペイ戦に向けた準備はできた。

「昨日、結構な雨が降って、(グラウンドが)柔らかい部分はあったんですけど、自分たちのタイミングで行けたのでよかったと思います。ノーサインとサインと、日本語で指示できた部分がありました。日本語は、相手監督さんが(日本語を)分かるという想定をし、早口で(野球に詳しくない)日本人でもちょっと分かり難いことを言いました。サイン、ノーサイン、日本語と3つ、使えたので、明日へのいいスタートになったと思います」(橘田監督)

 今大会、最大のヤマ場とされるチャイニーズ・タイペイ戦だが、日本らしく守りと足で勝利を掴み取りたい。

【了】

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