ドジャース移籍の北方悠誠、英語に不安も「なんとかなる」「ジェスチャーもあるんで…」

ドジャースに移籍するBC栃木の北方悠誠【写真:工藤慶大】
ドジャースに移籍するBC栃木の北方悠誠【写真:工藤慶大】

始球式での投球には「いつも見てる側なんで。新鮮でした」と笑顔

 ドジャースとマイナー契約を結んだルートインBCリーグ・栃木ゴールデンブレーブス(GB)の北方悠誠投手。9日には激励壮行セレモニーが福島レッドホープス戦(小山総合運動公園野球場)前に行われた。米国でチャンスを掴むべく、まずはメジャー契約を勝ち取ることが目標となる。

 メジャー昇格を果たすことができれば、前田健太投手とチームメートとなる。連絡を取ったことはないものの、ドラフトで指名されたときにテレビ局の人から前田の色紙を貰ったという。「僕は制球が悪いので、制球面だったり、気持ちのメンタル面だったり。そういうところをもし会えたら聞きたいですね」とメジャーの先輩から多くを学びたいと語った。

 DeNA、ソフトバンクと2度の戦力外を経験した。しかし、独立リーグに移籍して運命が変わった。「やっぱり野球はやっていかないと上手くはならないですし、見てくれてる人は見てくれてるのがわかった」。意識の変化もあったという。「みんな目指してるところは、プロだったり上のレベルを目指してると思うんですけど、自分もその中で上を目指して、一緒に切磋琢磨しながら競争心を持ってできたのが、自分の能力アップにも繋がったんだと思います」。

 英語の勉強は「してないですけど……」と言うが、新加入のジョン・ケネディ投手とブラジル出身のルーカス・ホジョ内野手と少しずつ話しているようだ。「大丈夫な感じはしてないんですけど、なんとかなるんじゃないかなと。ジェスチャーもあるんで。行ってからまた色々勉強できたらなと思います」と周囲を笑わせた。

 最後に「今の投球よりはもっともっとレベルアップして、真っ直ぐもスライダーもフォークも磨きをかけて。しっかり相手打者と今まで通り勝負できたら、結果はついてくるんじゃないかなと思います」と力強く語った北方。161キロ右腕の挑戦が始まる。

(工藤慶大 / Keita Kudo)

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