侍ジャパンU-18代表、無念の降雨コールドで初黒星「次に向けて頑張りたい」

2019.9.3

「第29回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」は2日、韓国・機張(きじゃん)で大会4日目が行われた。高校世代で初の世界一を目指す侍ジャパンU-18代表は、チャイニーズ・タイペイ戦に1-3で敗れて初黒星を喫した。雨脚が強まり無念の5回コールド負け。国際大会の厳しさを改めて思い知らされた1戦となった。

同点で迎えた5回にチャイニーズ・タイペイに勝ち越しを許し降雨コールドで初黒星

「第29回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」は2日、韓国・機張(きじゃん)で大会4日目が行われた。高校世代で初の世界一を目指す侍ジャパンU-18代表は、チャイニーズ・タイペイ戦に1-3で敗れて初黒星を喫した。雨脚が強まり無念の5回コールド負け。国際大会の厳しさを改めて思い知らされた1戦となった。

 朝から降りしきる雨でぬかるんだグラウンド、中断から約1時間の間、待機するナインたち。試合続行が不可能と判断され、試合成立となった5回を終えたところで降雨コールドが告げられた。試合後の会見に姿を見せた永田裕治監督は「国際ルールですので、致し方ないと納得して、次に向けて頑張りたいと思います」と気持ちを切り替えていた。

 初回に幸先よく4番の石川昂弥内野手(東邦)のタイムリーで先制に成功したが、先発の左腕・宮城大弥投手(興南)が3回に1死一、三塁のピンチを招くとダブルスチールを仕掛けられ三塁走者が生還し試合は振り出しに戻った。同点で迎えた5回には2失策などで2死二、三塁のピンチを招くと、宮城投手が左越え2点二塁打を浴び、勝ち越しを許した。

 悪天候でグラウンドコンディションが悪化する中、守備のほころびもあり初黒星。永田監督は「ミスがたくさんありました。投手も投げにくそうにしていたが条件は同じなので」と課題も口にした。先発の宮城投手は4回2/3、5安打4奪三振3失点(自責1)。力投を見せたが「甘く入った球が多かったので、ボール球を振らせる投球をしていきたい。試合の中で調整していきたい」と悔しさをにじませた。

 降雨コールドと不完全燃焼で敗れる形となったが、ここまで3勝1敗でチャイニーズ・タイペイと並び首位タイ。佐々木朗希投手(大船渡)、奥川恭伸投手(星稜)の2枚看板がブルペン入りするなどプラス材料もある。まずは3日のパナマ戦に勝利しスーパーラウンド進出を決めたい。

記事提供=Full-Count
写真提供=Getty Images

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