ヤ軍GM、現役引退の左腕サバシアに日本旅行をプレゼント「身体を休めたい」

本拠地ヤンキースタジアムのファンに手を振るヤンキースのCC・サバシア【写真:Getty Images】
本拠地ヤンキースタジアムのファンに手を振るヤンキースのCC・サバシア【写真:Getty Images】

家族からのメッセージに思わず…「感情的になったのは初めてだ」

 今季限りで現役を引退するCC・サバシア投手のためにヤンキースが特別映像を作成し、22日(日本時間23日)の本拠地ブルージェイズ戦の前にヤンキースタジアムで“上映”された。MLB公式サイトは、ベテラン左腕が家族からのメッセージに涙を流したことなどをレポート。ヤンキースがサバシアと家族に日本旅行をプレゼントしたことも伝えている。

 MLB公式サイトは「ありがとう、CC:左腕が賛辞に感動の涙」とのタイトルで特集。この日の試合が、サバシアにとってレギュラーシーズンの本拠地最終戦だったことに言及しつつ「ヤンキースは日曜日のブルージェイズ戦の前にサバシアの19年のキャリアを祝福し、これまでのチームメートたちからのメッセージなど、賛辞が贈られた。母親マージーさん、妻アンバーさん、4人の子供からの手紙が読み上げられた2つ目の動画で、サバシアは涙した」と報じた。

 実際に、サバシアが涙を流す映像も添えて、家族からの感動的なビデオメッセージも紹介。サバシア自身は「感情的になったのは初めてだ。子供たちがどれほど野球、そして球場に来るのが好きだったのかを見ていたら。もちろん寂しくなるよ」「これほど長くプレーできたことは幸せだった。この球団でプレーできたことも幸せだった」と振り返ったという。

 さらに、記事では「球団を代表し、ブライアン・キャッシュマンGMが10日間の日本旅行をサバシアと家族にプレゼントした」とレポート。サバシアは取材に対して「19年間投げてきて疲れたよ。来年は身体を休めたい。でも、チームメートたちのこと、ここで築いた関係は恋しくなるだろう。それが一番寂しくなることだよ」と話しており、ユニホームを脱いだら日本でも体を休めることになりそうだ。

 通算251勝161敗、防御率3.74、3091奪三振という偉大な実績を誇る左腕は、2009年以来の世界一を目指すポストシーズンでは救援として起用される見込み。最高の舞台で最後の輝きを見せることになるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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