WMで早くも巨人菅野に米熱視線 メジャー移籍なら「100億円を用意する」

2017年のWBCでの活躍が注目を浴びた巨人・菅野智之【写真:Getty Images】
2017年のWBCでの活躍が注目を浴びた巨人・菅野智之【写真:Getty Images】

秋山、筒香らの動向に注目が集まったMLBウインターミーティングが閉幕

 米カリフォルニア州サンディエゴで行われていたウインターミーティングは12日(日本時間13日)に閉幕。メジャー移籍を目指す西武・秋山翔吾外野手、DeNA筒香嘉智外野手、巨人・山口俊投手、広島・菊池涼介内野手ら多くの日本人選手に注目が集まったが、巨人・菅野智之投手の話題も多くあった。

 まだ、菅野は米球界挑戦を明かしていないが、早くも話題にあがるほどの存在のようだ。まず、スガノに注目したのは、メジャー監督として通算1769勝を挙げたジム・リーランド氏だ。パイレーツ、タイガースなどで22年間メジャー監督を務め、90、92年にナ・リーグ最優秀監督賞。2006年にはア・リーグ最優秀監督賞を受賞した。自身が監督を務めて世界一に立った2017年WBCの準決勝で菅野と激突。主砲アレナドが3三振に仕留められるなど6回1失点と好投された。菅野の力量を肌身を感じて分かっているようだ。

「彼はメジャーで通用する。彼ならやれるよ。彼はいいピッチャーだ」

 17年WBCを取材した米記者もスガノに太鼓判を押した。同記者はMLBスカウトの横で準決勝の米国・日本戦などを取材。「間違いなくメジャーの2番手クラスの投手として活躍できる。スカウトが『100億円を用意するよ』と言っていたのが印象的だった」と振り返る。

 NPB通算7年間で87勝。17、18年に沢村賞を受賞した日本を代表する投手に、米国では早くも注目が集まっている。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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