サイン盗みに怒りのバウアー、OP戦で打者に球種教える 同僚絶賛「言い訳できない」

レッズのトレバー・バウアー【写真:Getty Images】
レッズのトレバー・バウアー【写真:Getty Images】

ドジャースとのOP戦に登板し先頭打者に球種を教え中飛に打ち取る

■レッズ 6-2 ドジャース(オープン戦・日本時間3日・グッドイヤー)

 レッズのトレバー・バウアー投手が2日(日本時間3日)、ドジャースとのオープン戦に登板。アストロズのサイン盗みに怒りをぶちまける“鬼才”は打者に球種を伝えてから投球した。

 この日、4回から3番手としてマウンドに上がったバウアー。3イニングを2安打無失点に抑える好投を見せたが試合中にある試みを行っていた。

 バウアーは先頭のビーティに対しブルペン投球で捕手に球種を教えるようにグラブを前に出すサインを送った。サイン盗み問題に一石を投じるかのように、直球を投げることを打者に伝え投球したが中飛に打ち取ることに成功した。

 これに注目したのは米メディア「CBSスポーツ」。ビーティに球種を伝え投球したことを「バウアーが投げる球種を打者に伝えて、アストロズのサイン盗みスキャンダルに反応」と見出しを付け伝えた。記事では「バウアーは投手にとって重要なことを意図的に手放した」と指摘している。

 また、この試合を中継した「FOXスポーツ・シンシナティ」の公式ツイッターではバウアーの投球を見た同僚のディートリックの“見解”を動画で伝えている。球種を打者に伝えたことを「知っているよ」と答えたディートリックは「今回のオフに球界ではサイン盗みが話題になっている。トレバーはそれが気に入らなくて、今季新しいことを試そうとしている。球種を打者に伝えるんだ。そうすれば、言い訳できないからね。ただ投げて打つだけだ」と、あえて球種を伝えていることを説明。

 これまで何度もアストロズのサイン盗み問題に怒りのコメントを発してきたバウアーらしい試み。勿論、シーズンを通して行うことではないがディートリックは「どうなるか分からないよ。トレバーはいつも変わったことをするからね。それが彼の面白いところだよ。とてもクールだ」と、バウアーの挑戦を楽しんでいた。

【動画】“真っすぐ行くぞ” OP戦でバウアーがグラブを出し、打者に球種を教える瞬間の映像

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