大谷翔平は「今まで見たことがない注目集めた」“最も期待された有望株”に米局が選出

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

米スポーツ局「ESPN」は「史上最も期待された若手有望株」を球団ごとにピックアップした

 米スポーツ局「ESPN」は9日(日本時間10日)、「史上最も期待された若手有望株」を球団ごとにピックアップ。エンゼルスから大谷翔平投手、ブレーブスからは元楽天のアンドリュー・ジョーンズ氏が選ばれている。

 大谷は17年オフにポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦を表明。27球団が獲得に動いたとされる大争奪戦の末、エンゼルス入りした。同局は日本ハム時代の17年4月に「日本のベーブ・ルース」として、米CBSテレビの看板ドキュメンタリー番組「60ミニッツ」で特集されたことを紹介。さらに、エンゼルス移籍後の鮮烈デビューをこう言及している。

「2年前、我々はメジャーリーグで二刀流に挑戦したオオタニを目撃した。我々が見たことから判断すれば、『日本のベーブ・ルース』と紹介されたことはそれほど大げさではなかった。オオタニはスプリングトレーニングで今までに見たことがないほどの注目を集めた。開幕日に打者としてデビューし、その数日後には投手として素晴らしい投球を見せた。それから(打者として)2試合目で本塁打。3試合目でも4試合目でも。そして、2度目の登板では12奪三振。驚きであった」

 過去のエンゼルスの若手有望株では19歳でデビューしたトラウトらがいる。それでも、二刀流・大谷のデビューは今も衝撃として残っているようだ。

 ブレーブスから選ばれたのは日本の野球ファンにはお馴染みのジョーンズ。19歳だった96年にメジャーデビューし、同年のポストシーズン、ワールドシリーズでは史上最年少本塁打を記録。同局は「ジョーンズは1996年シーズンを迎える時、すでに球界一のプロスペクトであった。1996年にマイナー3レベルでプレーして打率.339、34本塁打とした。1997年もプロスペクトランキングでトップであった。(元ヤンキースで野球殿堂入りした)ミッキー・マントルとの比較もそれほど馬鹿げたものには思われなかった」と振り返っている。

 ジョーンズは10年連続でゴールドグラブ賞を受賞し、2005年から2年連続で「40本塁打・100打点」を記録。米殿堂入りこそ果たしていないが、メジャー球界を代表する外野手だった。

 日本球界でも大活躍した大谷とジョーンズ。超有望株として期待されて躍動した日々は、今も米スポーツ局の記憶に刻まれている。

(Full-Count編集部)

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