イチロー氏は総額26億円、グリフィーJr.は年3億円 珍しくない引退後の年俸支払い

現在はマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏【写真:Getty Images】
現在はマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏【写真:Getty Images】

72歳まで毎年1億円超がメッツから支払われるボニーヤ氏

 7月1日(日本時間7月2日)に米メディアの間で話題として上がったのが、1980年代後半から2000年過ぎまでパイレーツ、メッツ、オリオールズなどでプレーしたボビー・ボニーヤ氏の異色の契約。現役引退から19年が経過しているものの、毎年7月1日に年俸119万ドル(約1億3000万円)が支払われており、これが2035年まで続くというものだ。

 1999年オフに契約を1年残してメッツを放出されたボニーヤ氏。この時、590万ドル(約6億3000万円)の年俸支払い義務がメッツに残った。当時メッツのオーナーだったフレッド・ウィルポン氏が行った投資(後に巨大金融詐欺事件の被害者に)絡みの経営戦略により、ボニーヤに対して590万ドルを払う代わりに、年率8%の金利を乗せて年間120万ドルを2011年から25年間支払うことで双方は合意した。その結果、ボニーヤは72歳までに計約2975万ドル(約32億円)を受け取ることになったのだった。

 このような契約の形は珍しいものの、MLBの世界では大物選手が引退してからも年俸を受け取ることは珍しいことではない。そして、マリナーズのイチロー氏(球団会長付き特別補佐兼インストラクター)もその1人。米全国紙「USAトゥデイ」のスポーツサイト「フォア・ザ・ウィン」では「プレーしないで給与が支払われる他のメジャー8選手」とし、イチロー氏のことも紹介している。

 イチロー氏は2001年にマリナーズと3年総額1400万ドル(約15億円)の契約を結んだが、そのうちの700万ドル(約7億5000万円)と利子分を後払いで受け取る内容となっていた。また、2007年7月にはマリナーズと2度目の契約延長をするが、5年総額9000万ドル(約96億円3000万円)のうち、毎年500万ドル(約5億4000万円)、総額2500万ドル(約26億7500万円)に5.5%の利子を乗じた額が引退後に後払いで支払われる。

 このイチロー氏のほか、2024年まで毎年360万ドル(約3億9000万円)がレッズから支払われるケン・グリフィーJr.氏や2026年まで支払いが続き、今年は201万ドル(約2億2000万円)を得るマニー・ラミレス氏などの名前も。これにMLB選手会からの年金もあり、これらのトッププレーヤーとなった選手たちは引退後も安泰と言えそうだ。

(Full-Count編集部)

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