大谷翔平一問一答 674日ぶり復帰戦は「怖さなかった」「緊張しなかった」

オンライン会見に臨んだエンゼルス・大谷翔平【写真:編集部】
オンライン会見に臨んだエンゼルス・大谷翔平【写真:編集部】

紅白戦で打者延べ10人に対して7四球1奪三振1安打1失点

 エンゼルスの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、本拠地で行われた変則ルールの紅白戦に先発登板。初回は2四球などで1死一、三塁とし、18球を投げたところで一時降板。2イニング目は連続四球からタイムリーを浴びた。3イニング目は3者連続四球を与えたところで降板した。打者延べ10人に50球を投げ、7四球1奪三振1失点だった。

 大谷は1回裏からマウンドに上がった。先頭・ラステラへストレートの四球を与え、二盗と暴投で無死三塁のピンチを招いた。2番・シモンズをフルカウントから空振り三振。レンドンにも四球を与え、続くプホルスに2ボール1ストライクとしたところで一時降板した。球数は18球だった。

 2イニング目はプホルス、スタッシーと連続四球を与え、無死一、二塁からラステラに右前適時打を許した。再び無死一、二塁としたところで一時降板。球数は33球だった。3イニング目はシモンズ、レンドン、プホルスと3者連続四球。この回は17球を投げて降板した。球数は50球で、ストライク15球だった。

 試合で登板したのは2018年9月2日(同3日)の敵地・アストロズ戦で先発して以来674日ぶり。同年10月に右肘手術を受けて以来、初のマウンドだった。登板後は時折、笑顔を見せながら充実した表情で振り返った。

――試合に投げて。
「問題なく球数を投げられたのは良かったなと思います」

――制球面を振り返って。
「ブルペンと全然違うのかなと感じましたし、味方に投げるのもまたあまり経験ないので」

――久々の実戦で緊張はあったか。
「緊張はしなかったですね。とりあえず全球種を投げたので、次も投げられればと思います」

――次回の登板のテーマは。
「とりあえず全球種を投げて、しっかり投げられれば」

――674日ぶりの実戦登板。この期間は長かったか。
「どうですかね……。試合には出ていたりしていたので、打者として。ちょっとは違うと思いますけど。長いとは思わなかったですかね。試合に出ていた分」

――マウンドに上がった時の気持ちは。
「もちろん試合とは雰囲気とは違いますし、紅白戦も最近やっていないので。独特というか試合の感じとは違うので。また違う感覚が敵チームに投げる時はあるのかなと思います」

――腕を振った時の怖さは。
「怖さは特になかったですかね。思い切り投げにいってはいないですし、右打者中心に投げたので、どちらかというと置きにいってしまった感じが強いので。術後明けの不安より、そういったものが大きかったかなと思います」

――安心したか。
「そうですね。とりあえず球数を投げ終わったというのは良かった」

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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