トラウト、今季打者専念の大谷翔平へエール「投げられなくても打てる。クールだ」

エンゼルス・大谷翔平(左)とマイク・トラウト【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平(左)とマイク・トラウト【写真:Getty Images】

大谷が右前腕筋を痛めた3日アストロズ戦を自宅観戦「何かがおかしいと思った」

 エンゼルスのマイク・トラウト外野手が4日(日本時間5日)、二刀流復帰が来季以降に持ち越しとなった大谷翔平投手へエールを送った。育休リスト入りしていたが、この日の敵地・マリナーズ戦からメジャー復帰。報道陣のオンライン会見に臨み、「彼にとっては辛いね」と思いやった上で、「彼はユニークな選手だ。片方ができなくても打ち続けることができる。とてもクールなことだ」と今季の残り試合で打者専念する26歳へ言葉をかけた。

 大谷は2日(同3日)の本拠地・アストロズ戦で先発し、2回途中無安打5四球2失点。降板後に右腕の違和感を訴えてMRI検査を受け、右屈曲回内筋群の損傷と診断された。妻・ジェシカさんの出産で育休リスト入りしていたトラウトはその一戦を自宅で観戦していたという。

「彼にとって辛いね。懸命に取り組んできたのを見ていたから。最初の登板で全力を出せていないようだった。球速が出ていなかった。それほど心配していなかったけど。2度目の登板では球速が下がり始め、家で見ていたけど、何かがおかしいと思った」

 投球再開まで4~6週間。マドン監督は「今季(試合で)投げるとは私は全く思っていない」と明かし、今季の残り試合は打者に専念させる意向を明かした。

「あのような彼を見るのは辛かった。僕も怪我をしたことがあり、復帰に向けて取り組んだ経験があるから、誰にとっても辛いことだよ。彼はユニークな選手で、片方ができなくても、打ち続けることはできる。とてもクールなことだ」

 大谷は18年9月の右肘靭帯損傷後も打者として出場続行し、9月に打率.310、7本塁打、18打点と活躍。日本人では17年ぶり4人目の新人王受賞へつなげたことをトラウトは分かっている。

 トラウト自身は第1子となる長男が誕生。ベッカム・アーロン・トラウトと名付けた。「すごく素晴らしい。(子供と離れるのは)本当に本当に本当に辛い。彼と離れることはもちろん、妻と離れることも辛い。(子供が誕生して気持ちは)もちろん違うように感じる。病院に行った時は2人だったけど、帰宅する時は3人になった。とてもアメージングなことだし、ワクワクしている」。大谷は子煩悩なメジャー最強選手とともに強力打線を牽引していく。

(Full-Count編集部)

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