鷹・工藤監督、3盗塁の周東を絶賛 「一緒にやってきた選手の中でもトップクラス」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

周東の3盗塁に「いや~速いですよね。あれだけ警戒された中でも盗塁をしっかり決める」

■ソフトバンク 11-4 楽天(18日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは18日、本拠地での楽天戦を11-4で快勝しチームは8連勝を飾った。この日、日本ハムに敗れたロッテとのゲーム差は5.5に広がった。試合後の工藤公康監督は、4安打3盗塁の周東、代打で決勝打の明石という2人のヒーローを称えるとともに、残り試合に向けた意気込みを語った。

 同点のまま迎えた8回に一挙7点を奪う猛攻を見せ、8連勝を飾ったソフトバンク。松田宣浩の四球に始まり、代打・明石の勝ち越し打、周東のダメ押し打、さらに真砂の3ランなど、ベンチはもうお祭り騒ぎだ。

 試合後、工藤監督は「明石君の一打が、緊張した試合の中でチームをイケイケムードにしてくれた。よく打ってくれたなと思います。試合数も少ない中で、代打の1打席は大変だと思いますが、集中力をしっかり持って打ってくれました。今日の勝利の“一番”だと思います」とベテランの働きを賞賛した。

 4安打3盗塁とリードオフマンぶりを発揮した周東については「いや~速いですよね。あれだけ警戒された中でも盗塁をしっかり決める。足の速さは自分が一緒にやってきた選手の中でもトップクラスですね」としながら「投手のリズムを崩したり、バッテリーの配球でも遅い球が投げづらくなったりして、繋がりを持った攻撃ができる」と、盗塁がもたらす効果を語った。

 先発の和田毅を5回途中で降板させたが「最初から飛ばしていたし、コントロールも乱れていたんでね。(交代が)ちょっと早かったかなとも思いますね…僕の失敗だったかもしれないです。本来であれば(5回を失点を)1点に終わらせないといけなかった」と、反省を口にした。

 またモイネロを起用した直後に大量点が入り、9回は椎野新が登板。森唯斗は13日のオリックス戦以来登板がない。工藤監督は「本当は5点差以内なら投げてもらう予定でしたが、真砂君の3ランで飛んでしまいました。でも真砂君はナイスバッティングでしたよ」と笑いながら答えた。

 2位ロッテとのゲーム差がまた広がったが「あと16(試合)。みんなで力を合わせて勝っていくことが何より大事。負担がかかるところもあると思いますが、みんなで喜べるように頑張ります」と、Vに向け突き進んでいく。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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