「詰まってこの飛距離」 巨人・丸が本塁打キング猛追、専門家も驚愕した技術とは?

巨人・丸佳浩【写真:荒川祐史】
巨人・丸佳浩【写真:荒川祐史】

ソフトバンクで2軍打撃コーチも務めた飯田哲也氏が解説

■DeNA 5-2 巨人(29日・横浜)

 巨人の丸佳浩外野手が29日の敵地でのDeNA戦で高度な本塁打を放った。0-1の2回1死。相手先発・平良拳太郎の内角のカットボールを右翼席へ。通算200号のメモリアル弾。完璧な打球と思えたが、昨年までソフトバンクでコーチを務めていた飯田哲也氏はその一打を見た瞬間、驚きの一言を発した。「これ、詰まってますよ。詰まって、この飛距離です」と解説。なぜ、このような打撃ができたのか。

 今季26号はリーグトップの岡本和真へ1本差に迫る一打となった。飯田氏は「丸らしい本塁打でした。芯を食っていたらもっと飛距離は出ていたと思います。体が開かないから、インサイドも強く叩ける。芯じゃなくても、しっかりとバットがボールに力が伝わっているから、あれだけ打球が飛びます」と高い打撃技術がそこにあると分析した。

 丸といえば、打席が終わるとベンチでメモを取る姿が印象的だ。飯田氏自身はメモをすることはなかったが、同時期にヤクルトで活躍したラミレス現・DeNA監督はかなり細かく相手投手の特徴やデータを書き記していたという。

「この投手はシュート回転するとか、どういう攻めをしてくるかなど、細かい情報が次の対戦につながります。書くことによって自分の当時のことが振り返れる。僕はそんなにこう記さなかったから、そこまで成績が残せなかったのかもしれませんが、ラミレスは書いていましたね。チームでミーティングはしますけど、合っていたり、そうでなかったりもします。これだけ打っている丸くんがやっているのだから、こういうこと必要なのかなと感じますね」

 チームは2年連続でリーグ優勝目前。前半は調子の悪い時期もあったが、最後はしっかりと立て直してきた。「丸は自分の仕事をしているだけという感じがしますね。後半合わせてくるのはさすがだなと思います。自分の中では調子いい、悪いがあったでしょうが、修正の仕方を分かっている。レギュラーというのはそういう人間がなる。そういう選手が多いとやはりチームは強いです」

 飯田氏がいたヤクルト黄金期もそうだった。サインでなくても、アウトになっても、進塁打を放ったり、犠牲を払って、チームの勝利のために走ってきから、強いチームが作りあげられた。チームは停滞気味だが、2年連続のリーグVはもう目の前。丸を中心に、また上昇気流に乗ることを期待したい。

【動画】詰まったのにこの飛距離? 目を疑いたくなる巨人・丸が放った通算200号の実際の映像

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