巨人菅野は「エンゼルスと4年32億円で契約する」 海外メディアは大争奪戦を予想

巨人・菅野智之【写真提供:読売巨人軍】
巨人・菅野智之【写真提供:読売巨人軍】

ブルージェイズのレポーター「多くの人はスガノがMLBの3番手の先発投手タイプだと見ている」

 カナダメディア「TSN」は大リーグで今オフ注目されるフリーエージェント選手トップ50を選出。巨人・菅野智之投手が23位にランクインし、仮にポスティングされればヤンキース、エンゼルスなど複数球団による大争奪戦となる可能性を伝えた。

 ブルージェイズのレポーター、スコット・ミッチェル氏と同メディアのスティーブ・フィリップス記者がFA選手のトップ50をランク付け。今オフにポスティングシステムでメジャー移籍する可能性がある菅野について、フィリップス氏は「90マイル前半の速球と、カットボール、スライダー、スプリットを投げる。投球の能力は素晴らしい。ストライクを投げ、打者を読むことに長けていて、配球の仕方を知っている。読売ジャイアンツで大きな試合で投げた経験があり、大舞台にも対応できる」と紹介。先発投手の強化を求める球団で争奪戦となると予想し、大谷翔平投手が所属するエンゼルスと契約する可能性と伝えた。

「ブルージェイズ、ブルワーズ、ヤンキース、メッツ、エンゼルス、フィリーズ、アストロズ、レンジャーズからすべて興味を持たれるだろう。エンゼルスと2年で1200万ドル(約12億6000万円)が確実に保障された上に、2年のオプションつきで、トータルで3000万ドル(約31億6000万円)を稼げるチャンスがある契約をするだろう」

 ミッチェル氏はブルージェイズが山口俊、柳賢振だけでなく、過去には大谷翔平、金廣鉉らアジア出身選手の獲得を目指していたことを指摘。「スガノがブルージェイズのレーダーに入っていることは明らかだ」と伝えた。続けて先発3番手を務めるだけの能力があると言及した。

「90マイル前半の速球とピンポイントのコマンドと書かれたスカウティングレポートは、ヤマグチのものと不気味に似ていて、ヤマグチが今季苦しむのを見てきたブルージェイズファンの中には、興味を失うものもいるかもしれない。だが、多くの人は彼がMLBの3番手の先発投手タイプだと見ている」

 ヤンキースからFAとなった田中将大投手については「13位」とランク付けた。フィリップス氏は「ヤンキース、エンゼルス、メッツ、レッドソックス、ブルージェイズから興味を持たれるだろう。ヤンキースが3年4500万ドル(約47億4000万円)で彼と契約するとみている」と予想している。

 この日、大リーグ選手会はトレバー・バウアー投手(レッズ)、JT・リアルミュート捕手(フィリーズ)、DJ・ルメイヒュー内野手(ヤンキース)、ジョージ・スプリンガー外野手(アストロズ)の4選手が所属球団から提示された年俸1890万ドル(約20億円)のクオリファイング・オファー(QO)を拒否したと発表した。いよいよストーブリーグ本番。菅野、田中らの去就に熱い視線が注がれている。

(Full-Count編集部)

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