田中将大、宝刀スプリットは今オフFA投手No1評価 MLB公式絶賛「成功への鍵」

ヤンキースからFAとなった田中将大【写真:AP】
ヤンキースからFAとなった田中将大【写真:AP】

今オフFA投手陣の中で「オフスピードピッチ」部門で第1位に選出された田中

 MLB公式サイトは11月30日(日本時間12月1日)、今オフFA投手の中で“最も素晴らしい球”を選出し田中将大投手が「オフスピード部門」の第1位に選ばれた。

 今回の企画は投手として重要となる直球、ブレーキングボール(カーブ、スライダー)、オフスピードピッチ(チェンジアップ、スプリット)、制球力、耐久性の5つのカテゴリーにおいてNo1を選ぶもの。

 ヤンキースからFAとなった田中がオフスピードピッチ部門に輝き「2020年のスプリットの被打率は.207」と選考した理由を紹介。今季300球以上投げた投手の中で田中の直球の割合は31.6%でツインズの前田(28.5%)に次ぐ少なさだったこと言及し「直球を投げる割合の少なさと、スプリットとスライダーを頻繁に投げることこそが、タナカのレパートリーの特徴」と紹介している。

 メジャー移籍後3年間はスプリットを多投していたが4年以降はスライダーの比率が高くなっていた。それでも田中の投球を支えている球種はスプリットであることを指摘し「彼のキャリアで最も高い数字である」と、今季のスプリットの被打率が.207、被長打率.379だったことを伝えていた。

 今後の去就にも注目が集まるが「直球を投げる頻度の低いアプローチをしているタナカにとっては特に、スプリットは成功への鍵である」と、田中の“勝負球”に高い評価を与えていた。

(Full-Count編集部)

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