巻き返しなるか小園、2軍のセーブ王も期待大… 広島の21年ブレーク候補は?

広島・宇草孔基(左)と小園海斗【写真:荒川祐史】
広島・宇草孔基(左)と小園海斗【写真:荒川祐史】

今季は1軍出場が3試合で無安打に終わった小園、レギュラー奪取なるか

 セ・リーグ3連覇から2年連続でBクラスに低迷した広島。52勝56敗12分でリーグトップの打率.262をマークした一方で、チーム防御率はリーグ5位の4.06。優勝した巨人から13ゲーム差を離された。

 チームの主力となる鈴木誠也、菊池涼介、會澤翼、田中広輔、松山竜平が残る中、今季は堂林翔太が復活を遂げた。ここでは来季2年目となる佐々岡監督のもとでブレークが期待される選手を取り上げていきたい。

○小園海斗内野手(3年目、20歳)

 ルーキーイヤーの2019年は59試合に出場し打率.213、4本塁打16打点をマーク。今季はレギュラー奪取が期待されたが1軍出場はわずか3試合にとどまり無安打に。それでも2軍では66試合で打率.305、1本塁打20打点、11盗塁と数字を残した。FA権を行使せず残留した田中広の“壁”を乗り越えることはできるか。

○林晃汰内野手(3年目、20歳)

 高卒2年目の今季は10月に1軍初出場を果たすなど4試合に出場。プロ初安打となる二塁打を放ち貴重な経験を積んだ。2軍では主に4番として起用されチーム最多の69試合に出場しチーム最多の9本塁打をマークした和製大砲候補がブレークなるか。

○大盛穂外野手(3年目、24歳)

 2018年の育成ドラフト1位で入団するとルーキーイヤーの2019年オフに早くも支配下登録を勝ち取った。今シーズンは7月に1軍初出場を果たすと、そのままシーズン終了まで1軍に帯同。73試合に出場し打率.259、2本塁打16打点と存在感を見せた。俊足巧打を武器にレギュラー定着を目指す。

田中法は2軍で25試合に登板し1勝1敗、12セーブ、防御率1.73で最多セーブを獲得

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