左右のリリーフ復活、交流戦首位打者の巻き返しは… オリの21年カムバック候補

オリックス・海田智行、後藤駿太、黒木優太(左から)【写真:荒川祐史】
オリックス・海田智行、後藤駿太、黒木優太(左から)【写真:荒川祐史】

150キロ右腕の黒木は育成から支配下に復帰、2010年のドラ1・後藤は背水の陣

 昨季は2年連続最下位に終わりシーズン中には西村徳文監督が辞任し、中嶋聡監督代行が指揮を執るなど苦しい1年を過ごしたオリックス。巻き返しへ向けて正式に中嶋新監督が就任となり、1996年以来25年ぶりのリーグ優勝へ、今季中に復活が期待される選手に注目したい。

○海田智行投手

 2019年は自己最多、チームトップの55試合に登板し1勝2敗22ホールド、防御率1.84とリリーフエースとして活躍したが昨季はわずか6試合、防御率14.54と苦しんだ。契約更改では減額制限を超える大幅ダウン提示も。中継ぎ左腕は貴重な存在なだけに、新加入した能見と共にブルペンを支えたい。

○黒木優太投手

 ルーキーイヤーの2017年には55試合に登板した右腕は2019年にトミー・ジョン手術を受け育成選手契約となったが昨年のオフに再び支配下に復帰。2軍での実戦登板を果たし150キロを超える直球も復活した。今季は2018年以来となる3年ぶりの1軍登板に期待がかかる。

○後藤駿太外野手

 2010年のドラフト1位も今季で11年目のシーズンを迎える。昨季は自己ワーストの23試合に出場し打率.120と結果を残せなかった。強肩を生かした守備はトップクラスだが長年の課題ともいえる打撃が改善が必要不可欠。若手も台頭してきた中、背水の陣を迎えるシーズンだ。

○中川圭太内野手

 ルーキーイヤーの2019年は新人で史上初となる交流戦首位打者を獲得するなど111試合に出場し打率.288をマーク。だが、今季は45試合の出場に留まり打率.146と“2年目のジンクス”に陥った。中嶋監督代行としての初陣では「無敵な中川」とまで言わしめた打撃を復活させレギュラー争いに加わりたい。

(Full-Count編集部)

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