松坂&内海はカムバックなるか…3年連続防御率ワーストの西武で復活期待の選手

西武・松坂大輔【写真:荒川祐史】
西武・松坂大輔【写真:荒川祐史】

松坂は日米170勝、内海は134勝…ベテランの奮起にも期待

 2020年はリーグ3連覇を逃した西武。出直しの21年は、一にも二にも、チーム防御率が3年連続リーグワーストに沈んでいる投手陣の強化が求められる。そこで、今季復活が期待される5投手をピックアップ。日米通算170勝の松坂大輔投手をはじめ、実力通りの成績を残せば、それだけでチームにとって大きな戦力アップとなる選手が揃う。

〇松坂大輔投手

 NPB現役で1980年度生まれの“松坂世代”は、ソフトバンク・和田と合わせて残り2人となった。14年ぶりに西武に復帰した昨年は、春季キャンプから順調に仕上げ、開幕ローテ入りが内定していたが、コロナ禍で開幕が延期されると状態が悪化。首の痛みや手のしびれを訴え、7月には原因となっていた頸椎の手術に踏み切り、結局1軍登板なしに終わった。球団は復活を信じて1000万円減の今季年俸2000万円(金額は推定)で1年契約を結び、本人も「メットライフドームでの勝利」を今年の目標に掲げた。2軍スタートが確実な春季キャンプでどこまで調整できるか。

〇内海哲也投手

 通算134勝。炭谷銀仁朗捕手のFA移籍に伴う人的補償として巨人から加入して以降、19年は左前腕を痛めて1軍登板なし。昨年は移籍後初勝利を挙げたものの、4試合の先発で1勝2敗、防御率4.26にとどまった。減額制限(年俸1億円以下は25%)いっぱいとなる1875万円減の今季年俸5625万円(金額は推定)で現役を続行。4月には39歳となるが、過去2桁勝利7度の実績を誇る左腕へ寄せられる期待は大きい。

佐野、武隈に左腕不足を埋めてほしい

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