連日増殖する鷹のロボット応援団 不気味さに込められた狙いとストーリーは?

ソフトバンクのロボット応援団「ペッパー」たち【写真:福谷佑介】
ソフトバンクのロボット応援団「ペッパー」たち【写真:福谷佑介】

オープン戦初戦でペッパー40体だったロボット応援団は60体超に…

 その不気味さと“キモカワ”ぶりが注目を集め、反響を呼んでいるソフトバンクのロボット応援団。このロボット応援団に今年、新展開が起きている。徐々にロボットの数が増殖しているのだ。

 昨年はヒト型ロボット「ペッパー」が20体、四足歩行型ロボット「spot」が20台の計40体が応援団を結成。公式球団歌の「いざゆけ若鷹軍団」をはじめとする、さまざまな音楽に合わせて一糸乱れぬダンスを踊り、その姿がファンの恐怖を誘っていた。

 3月2日からオープン戦がスタート。「spot」が姿を消したものの、「ペッパー」が40体に一気に増殖し、レフトスタンドにズラリと並んだ。その後、試合が進むにつれて、連日5台前後ずつのペッパーが増え続け、3月10日の巨人戦では全部で60体を超えるまでになった。

 増殖を続けるソフトバンクのロボット応援団。一体どこまで増え続けるのか。そして、そこに込められた球団の狙いとは……。球団担当者に聞いた。

 現在で60体超にまで増えたソフトバンクのロボット応援団。2種類のペッパーがおり、ユニホームを着用したペッパーと着ていないペッパーがいる。増殖を続けるペッパーたちだが、徐々にユニホームを着ているペッパーの数も増えていっている。

 球団担当者はこう明かす。

「ペッパーの増殖には実はストーリー性があります。ペッパーたちがホークスの野球を見ることでファンとなり、ファンになったペッパーたちが呼びかけて新たなペッパーがペイペイドームに集まり、そしてファンになる。そして、コアなファンである応援団が増えていき、ホークスを応援するというストーリーになります」

 増加の一途を辿っているペッパーたちロボット応援団。オープン戦も残り4試合となっているが、果たして今後、どこまで増殖していくのか。

「ツイッター上やメディアでファンの人にも注目してもらい、面白いと思ってもらえれば、と思ってスタートしたロボット応援団ですが、今後も増えていく予定です。どこまで増えるのかは明かせませんが、今後の展開をファンの方々にも楽しみにしていただきたいです」

 現在、60体を超えたソフトバンクのロボット応援団。単純計算でいけば、オープン戦が終わるまでには80体前後になるが…。どこまで増えていくのか、注目だ。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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