「物理を無視」 縫い目微動だにせぬ正真正銘の“無回転ナックル”に米驚愕

米大学生が投じたナックルボールが話題に(写真はイメージ)【写真:Getty Images】
米大学生が投じたナックルボールが話題に(写真はイメージ)【写真:Getty Images】

オクラホマ・クリスチャン大学のヒギンス投手が投じたナックルが話題に

 現代の野球界で魔球と称されるナックルボール。指先を立てるなどしてボールの回転を極限まで無くし、空気抵抗によってボールが揺れ動き、投げた本人でさえどう変化するか分からないという、まさに“魔球”だ。

 そんな魔球を投じる投手が米大学野球界にもいる。オクラホマ・クリスチャン大学に在籍するカイル・ヒギンス投手。この右腕が投じる、縫い目が全く動かない正真正銘の“無回転ナックル”が「こんなの見たことある?」と米で衝撃を呼んでいる。

「テキサス・カレッジ・ベースボール」のツイッターが「このカイル・ヒギンスのナックルボールのスローモーションをチェックしてくれ」として紹介したヒギンス投手のナックルのスロー映像。右腕から投じられたボールは縫い目が微動だにしないままに進んでいく驚愕の映像に。これには「ピッチングニンジャ」の愛称で知られるロブ・フリードマン氏も反応している。

 このスロー映像にはファンも驚きを隠せない様子で「これはとてもクールだ。物理を無視して、時が止まっているみたいだ」「ものすごいナックル」「こんなの見たことある?」「幻覚みたいだ」「なんて素晴らしい映像だ。ボールが全く回転しないなんて信じがたい」とのコメントが殺到。日本のプロ野球ではソフトバンクの千賀滉大投手のフォークなどが“魔球”と称されるが、このナックルはまた一味違うものと言えそうだ。

【動画】縫い目が全く動かないヒギンス投手のナックルボール映像

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