座ったままサイドスローで二盗阻止 米大学生捕手の鬼肩は「まさに異常」

米大学野球界の強豪・ミシシッピ州立大学【写真:Getty Images】
米大学野球界の強豪・ミシシッピ州立大学【写真:Getty Images】

立ち塞がる打者をかわし二塁へ矢のような送球

 捕手の魅力的なプレーの一つである盗塁阻止。どんなに肩が強くても走者を刺せるというわけではなく、投手のクイックの速さや球速、走者のスタートのタイミングや走力などの様々な要因にも大きく左右される。しかし、米大学生捕手が“悪条件”を苦にしない圧巻の二盗阻止を披露。「これはどんな魔法?」「まさに異常」と開いた口が塞がらないファンが続出している。

 驚愕の二盗阻止を見せたのはミシシッピ州立大のタナーだ。16日(日本時間17日)のミシシッピ大戦の5回1死一塁、走者のゴンザレスがフルカウントからスタートを切った。タナーは空振り三振したシャタニアに前方を塞がれたが、物ともしなかった。座ったままの体勢から横手投げで二塁へ矢のような送球。見事ゴンザレスを仕留めた。

 体の反動をほとんど使わず、腕のしなりで二塁へ強烈な送球を見せたタナー。この二盗阻止をミシシッピ州立大ツイッターが映像で公開すると、驚きを隠せないファンが溢れた。「打者が横切ったのに送球は完璧」「マジで……信じられない」「100点満点」。カブスのウイルソン・コントレラス捕手をはじめMLBには多くの強肩自慢がファンを魅了しているが、タナーのこの芸当はメジャーリーガーでさえも驚かせるレベルなのかもしれない。

【動画】米大学生捕手が座ったままサイドスローで二盗阻止する実際映像

RECOMMEND