江東ライオンズが連覇 延長、タイブレークの末福岡小郡破る ポニー全日本選手権

ポニーリーグの第47回全日本選手権は江東ライオンズが3-2で福岡小郡ポニーを破り2年連続優勝【写真:小林靖】
ポニーリーグの第47回全日本選手権は江東ライオンズが3-2で福岡小郡ポニーを破り2年連続優勝【写真:小林靖】

江東の住吉健太郎が6回無失点&サヨナラ打 投打“二刀流”の大活躍

■江東ライオンズ 3x-2 福岡小郡ポニー

 ポニーリーグ(中学硬式野球)の第47回全日本選手権は25日、東京都の江戸川区球場で決勝戦を行った。延長、さらにタイブレークまでもつれ込む激戦の末、江東ライオンズが3-2で福岡小郡ポニーを破り、2年連続優勝を果たした。

 試合は両軍無得点で規定の7回を終了、延長8回もゼロ行進が続き、9回のタイブレークに突入した。無死満塁からのルールで先攻の福岡小郡は、暴投と井村太陽(3年)の左翼線二塁打で2点を奪い、ついに均衡が崩れた。ただその裏、江東は同じく無死満塁から田山虎雅(3年)の左犠飛で追い上げ、死球後再びの満塁から住吉健太郎(3年)が右翼フェンス直撃のサヨナラ2点二塁打を放った。

 ど真ん中の直球を力強く叩いた住吉は、サヨナラ劇を確信すると手を突き上げ、大きなガッツポーズで一塁へ向かった。「とにかく次につなげようと思っていた」という以上の結果を出し、ベンチ前に戻るとナインに手荒い歓迎を受けた。投げても「7番・投手」で先発し、6回まで被安打1本、無失点。24日にナイターで行われた準決勝に続き、中半日での先発でも投打のヒーローを独り占め。それでも「(打てたのは)このチームだからという感じ。自分ひとりでできたことではありません。最高の仲間に出会えました」とチーム一体の勝利を強調した。

 江東にとっては連覇のかかる大会だったが、昨年から続くコロナ禍のためしっかり準備ができたとは言えなかった。大人数の集まる練習をできず、皆で食事を取ることを避けるため休日の練習も半日で帰す時期が続いた。若林達也監督は「やりたいことはあまりできなかったですね。体力が皆ないので、大会最後まで持つか心配だった」と心中を吐露する。

 それでも勝ち切れたのは、伝統の力だ。小板橋慶太主将(3年)は「大会の中で、チームプレーに徹する勝ち方ができるようになった」と成長に胸を張り「苦しい大会だったけど、今までの経験値が生きました」。昨年の大会には、自身も主に「6番・中堅」で出場していた。あらゆる試合の流れを経験していたことで、しのぎあいの先に勝つイメージもできた。

 敗れたとはいえ、福岡小郡の粘りは見事だった。1回、3回と無死満塁のピンチを背負うも、後続を抑え無失点でしのいでいった。「5番・投手」で先発した田中翔和(3年)は、6回まで被安打6本、無失点。「ピンチの時でも絶対に抑えるという気持ちでした」と、物静かな口調でハートの勝利を口にする。中学生活最後の大会で、強豪相手の好投を見せ「成長できたと思う。メンタルが磨かれました」と高校野球での活躍を誓った。

◇個人表彰選手
最優秀選手 小板橋慶太(江東ライオンズ、3年)
優秀選手 田中翔和(福岡小郡ポニー、3年)
広澤克実賞 住吉健太郎(江東ライオンズ、3年)
殊勲賞 村上太一(筑後リバーズ、3年)
殊勲賞 冨沢昊(小平ポニーズ、3年)

延長タイブレークに及ぶ激闘 ポニー全日本選手権・江東ライオンズ対福岡小郡ポニーの様子【写真:小林靖】

(Full-Count編集部)

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