大谷翔平への“故意死球”巡り「不公平さにイライラする」 処分の敵将が不服

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

死球当てた投手は3試合、ラルーサ監督は1試合の出場停止に

 大谷翔平投手への“故意死球”を巡り、出場停止と罰金の処分を受けたホワイトソックスのトニー・ラルーサ監督が、不服の態度を示した。「内角、外角、高め、低め。とにかく真ん中への球を避けた」と、際どいコースを攻めた結果だと改めて強調し、故意を否定。地元テレビ局「NBCスポーツ・シカゴ」が伝えた。

 16日(同17日)の本拠地・エンゼルス戦の9回2死、ホワイトソックスのマイク・ライトJr.投手が大谷の右ふくらはぎ付近に死球。それが故意と判断され、当てた右腕に対して大リーグ機構(MLB)はこの日、3試合出場停止と罰金処分を科した。さらにラルーサ監督もこの日のレンジャーズ戦の出場停止と罰金の処分が下った。

 ラルーサ監督は「審判の判断には失望していた。我々はMLBのほかのどの球団より与死球数が少ない。何より大事なことは、(エンゼルスとの)3連戦で我々のオオタニに対する投球を見ていれば、真ん中の球を避けていたということはわかるだろう」と強調。17日(同18日)時点でチームの与死球数「47」は全球団で最少であることにも触れた。

 その上で「詳しい調査が平等に行われているとは、私は思わなかった。なぜなら(試合中と今回の処分の原因は)あの一球だけだったからだ。彼に対しては試合を通じて同じ攻め方をしていた」とも。14日(日本時間15日)のエンゼルス戦では、自軍3選手が死球を受け、うちひとりは頭部への死球だったことも挙げ「そのことに誰も目を向けていない。その不公平さに、私はイライラする」と不満を露わにした。

(Full-Count編集部)

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