「投げ返せ」「これはダメだ!」大谷翔平のHR球キャッチにマ軍ファン必死の抵抗

ジャスティン・ナットソンさん(左)と息子のクレイトンくん【写真:小谷真弥】
ジャスティン・ナットソンさん(左)と息子のクレイトンくん【写真:小谷真弥】

「マリナーズファンだけど…」マリナーズファンの親子が大谷の46号のHR球をキャッチ

 エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、敵地で行われたマリナーズ戦で初回先頭打者46号を放った。今季最終戦で放った一発を見事にキャッチしたのが、ワシントン州オリンピアから観戦に訪れた40歳のジャスティン・ナットソンさんだ。

 10歳の息子のクレイトンくんと観戦した。「興奮しているよ! オオタニはエキサイティングな選手だ。ホームランを打つ可能性は高いと知っていたから、息子を(右翼席へ)連れてきたんだ。オオタニの大ファンなんだ。私たちはマリナーズファンだけど、いい試合が見られたらいいんだ。ボールをゲットできて本当に興奮しているよ!」と笑顔を浮かべた。

 地元出身で生粋のマリナーズファン。「私はイチローの大ファンだ」というが、同地区のライバル球団に所属する大谷にも注目してきた。息子・クレイトンくんは5歳から野球をやっている。「オオタニはイチローが残したものを引き継ぐ素晴らしい後継者だ。投打でプロでいられるなんてアメージング。子どもたちに『何でもできるんだ』と示してくれている。投手だけ、野手だけに絞らなくていいと子どもの可能性を広げてくれたんだ」と熱く語った。

 ホームランボールをゲットした時には周囲のマリナーズファンから「グラウンドへ投げ返せ」と言われたという。それでも、決して投げ返すつもりはなかった。「間違いなく家宝になる。周りの人たちが『投げ返せ』って言うんだけど『とんでもない! これはダメだ』って感じだったよ」と満面の笑みを浮かべていた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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