猛打賞翌日に通告、1軍フル登録も… “掘り出し物”になりそうな戦力外選手は?

中日・武田健吾、楽天・牧田和久、広島・中村恭平(左から)【写真:荒川祐史】
中日・武田健吾、楽天・牧田和久、広島・中村恭平(左から)【写真:荒川祐史】

中日武田は1軍フル登録も戦力外に、楽天牧田は今季17試合登板

 5日に始まったプロ野球の第1次戦力外通告。28日時点でセ・リーグ36人、パ・リーグ44人の計80選手が通告を受けたが現役続行を望む選手も多い。ここでは来季の戦力となりそうな選手をピックアップする。

 ソフトバンクの釜元豪外野手は2011年育成ドラフト1位で入団。15年に支配下登録され、19年には86試合出場、打率.220、4本塁打、11盗塁をマークした。今季は9月中旬に1軍昇格し、主に代走で出場。10月24日の楽天戦で2安打、25日のロッテ戦で3安打と2試合で計10打数5安打1本塁打3打点をマークも翌26日に戦力外通告を受けた。まだ28歳で脚力もある。ソフトバンクでは昨季22試合登板の川原弘之、今季2軍で防御率1.67をマークした渡邉雄大の両左腕も面白い。38歳のベテラン川島慶三内野手も現役続行を希望している。

 中日の武田健吾外野手は開幕から1軍にフル登録されていたが、6日に戦力外通告を受けた。主に守備固めや代走で93試合に出場して打率.132(38打数5安打)、1本塁打。オリックス在籍時の2017年には97試合出場で打率.295をマークした実績がある。まだ27歳だけにチャンスがあるかもしれない。育成から這い上がった29歳の三ツ間卓也投手は2017年に35試合、19年に29試合に登板した実績がある。

 オリックス吉田一将投手は2013年ドラフト1位入団。16年に54試合、18年に58試合に登板するなど通算226試合登板で18勝20敗2セーブ55ホールド、防御率3.74をマークしている。今季は1軍登板がなかった。広島の左腕・中村恭平は2019年に43試合登板。勝利の方程式の一角を担い、12ホールド、防御率2.64をマークした。今季は故障もあって1軍登板はなかった。ともに32歳。もう一花咲かせられるか。

 楽天では実績ある右腕が戦力外に。36歳のサブマリン牧田和久投手は2011年に西武で22セーブを挙げて新人王に。2018年にはパドレスで27試合に登板した。楽天に加入した昨季は52試合登板で22ホールドをマーク。今季も17試合に登板した。希少な右下手投げで本人も「チャンスがあれば」と現役続行を希望しており、チャンスはあるかもしれない。楽天では39歳の名手・藤田一也内野手も現役続行を希望している。

 西武では35歳の榎田大樹、33歳の吉川光夫、30歳の小川龍也と実績ある3投手が戦力外になった。榎田、小川は現役続行の意思を示している。

(Full-Count編集部)

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