宮城、奥川、佐々木朗らが台頭した裏で… 僅か2年で戦力外を受けた2019年ドラフト組

日本ハム・長谷川凌汰、オリックス・勝俣翔貴、日本ハム・樋口龍之介(左から)【写真:荒川祐史、石川加奈子】
日本ハム・長谷川凌汰、オリックス・勝俣翔貴、日本ハム・樋口龍之介(左から)【写真:荒川祐史、石川加奈子】

ハム樋口は2年間で1軍47試合出場、高卒では広島・鈴木寛人が戦力外に

 第1次戦力外通告期間が5日に終了し、12球団で計100選手が来季の契約を結ばない旨を伝えられた。今シーズンはセ・パともに若手が躍動し、ハイレベルな新人王争いが繰り広げられたが、わずか在籍2年で戦力外通告を受けた選手もいる。

 2019年にドラフト指名された2年目の選手が今季のプロ野球を彩った。昨季10勝で新人王を受賞した広島・森下暢仁投手は8勝をマーク。侍ジャパン日本代表に選出され、東京五輪金メダルを手にした。高卒ではオリックス宮城大弥投手は13勝、紅林弘太郎内野手は遊撃の定位置を掴み136試合に出場。ヤクルト奥川恭伸投手は9勝、ロッテ佐々木朗希投手も3勝&防御率2.27と怪物の片鱗を見せた。

 一方で、支配下では5人が戦力外通告を受けた。日本ハム・樋口龍之介内野手はBC新潟から育成2位で入団し、昨年9月に支配下登録。2年間で47試合、18安打、1本塁打、打率.176だった。日本ハム・長谷川凌汰投手もBC新潟から育成3位入団。今年3月に支配下選手となり5試合登板、防御率7.36だった。ともに育成契約を打診されている。

 オリックス・勝俣翔貴内野手は国際武道大からドラフト5位で入団。打力が期待されたが1年目は8打席8三振。今年も1打数無安打だった。楽天・福森耀真投手は九産大から5位入団。1軍登板はなく、今季は2軍で4試合登板、防御率48.00だった。両選手は育成契約を打診されている。高卒では広島・鈴木寛人投手。茨城・霞ケ浦高からドラフト3位で入団したが、2軍公式戦登板は昨年の1試合のみ。今季は登板機会がなく、戦力外になった。

 育成選手では広島・畝龍実3軍統括コーチの長男・畝章真投手、巨人・加藤壮太外野手、オリックス・佐藤優悟外野手、阪神・奥山皓太外野手が戦力外通告を受けた。巨人のドラフト1位・堀田賢慎投手は昨年4月にトミー・ジョン手術を受けて育成選手に。今オフ、育成再契約を前提に自由契約になっている。

(Full-Count編集部)

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