大谷翔平の記者会見がSNSで物議「カオスやった」 際立った“紳士対応”に称賛相次ぐ

記者会見に臨むエンゼルス・大谷翔平【写真:荒川祐史】
記者会見に臨むエンゼルス・大谷翔平【写真:荒川祐史】

SNSでは厳しい声も「野球の話する人ほとんど居なかった」

 エンゼルスの大谷翔平投手が15日、東京・千代田区の日本記者クラブで、記者会見を行った。1時間に渡った内容は、ネット上でもライブ配信。千差万別のメディアが思い思いの質問をぶつけ、本筋の野球の話が少なくなったことに、SNS上では物議も。一方で、全ての質問に対して誠実に対応した大谷の品格の高さに称賛の声が上がった。

 野球界も、国も超えて話題をさらった今季を象徴するように、ここぞとばかりに多様な質問が飛んだ。高額納税者として米国の税制についての見解や、帰国後の初めての食事、他選手の話題……。それだけメディアの興味は尽きないという証左でもあったが、ファンが期待していたのは「歴史的1年の総括」だった。

 ツイッター上では「カオスやったな」「他の選手のことを質問する記者ってなんなんだろう」「野球の話する人ほとんど居なかった」と厳しい声も。誰もが聞きたかったのは、大谷自身が語る大谷の2021年。「大谷選手自身についての質問少なく感じたな」などと消化不良の様子だった。

 大谷は冒頭、今回の会見について「メディアの多くからご要望をいただいたんですけど、一社、一社にお応えするというのは時間的にも厳しいというのはありましたので」と経緯を説明。会見には329人が集結し、オンライン視聴のメディアからも質問を受け付けた。

 質問内容とは対照的に、際立ったのは大谷の受け答え。突拍子もない質問には苦笑いを浮かべるシーンもあったが、全く不快感を見せずに回答。くしくも紳士的な対応が強調される格好となり、SNSでも「政界も芸能界も大谷選手の会見見習った方がいい」「受け応えのすべてが謙虚で、どんな質問でも嫌味なく真っ直ぐに応じていて、やっぱり一流はすごいなと思った」との声が上がった。

(Full-Count編集部)

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