登録名変更の“逆輸入野手”や朗希世代のスター候補…楽天で2022年期待の若手は?

楽天・西垣雅矢、黒川史陽、高田孝一(左から)【写真:小林靖、荒川祐史】
楽天・西垣雅矢、黒川史陽、高田孝一(左から)【写真:小林靖、荒川祐史】

黒川史陽は高卒2年目の昨季、イースタン優秀選手賞を受賞した

 楽天は2022年、石井一久監督の2年目のシーズンとなる。就任1年目の今季は、終盤戦で優勝争いから脱落する悔しい3位。それでもドラフト会議では即戦力にこだわらず、吉野創士外野手(昌平高)を1位指名するなど“独自路線”を展開した。そのためプロ2、3年目を迎える選手たちの奮起が必須。来季ブレークが期待させる顔ぶれを取り上げる。(2022年の満年齢)

○黒川史陽内野手(3年目・21歳)
 高卒1年目から1軍で10試合に出場した“朗希世代”のスター候補。2年目の今季は34試合出場と出番は増やしたが、打率.187と壁にぶち当たった。一方で、2軍では打率.319、OPS.806と結果を残し、イースタン優秀選手賞を受賞した。今季は1軍で爪痕を残せるか。

○高田孝一投手(2年目・24歳)
 ルーキーイヤーの今季は、イースタン・リーグで20試合に登板し6勝10敗、防御率3.21。同リーグトップの95三振を奪ったが、ワーストの58四球と課題が明白になった。1軍ではプロ初登板初先発で初回に危険球退場を喫したが、3試合に登板。法大時代からしのぎを削った鈴木昭汰(ロッテ)は23試合に登板しただけに、ライバルに追いつきたい。

○西垣雅矢投手(1年目・23歳)
 ドラフト6位指名ながら即戦力として期待される一人。報徳学園では3年春の選抜でエースとしてベスト8に貢献、早大では通算37試合で防御率2.32と、下位指名ながら実績は抜群だ。決め球のフォークを武器に開幕1軍へアピールしたい。

○マーキ内野手(3年目・27歳)
 ハワイ大から2019年育成ドラフト3位指名された逆輸入のヒットメーカー。1年目は2軍での出場もなかったが、2年目はイースタンで6月15日まで打率.338といきなり好成績を残した。しかしその後の出場はなし。「山崎真彰」から登録名を変更して心機一転、まずは支配下登録を目指したい。

(Full-Count編集部)

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