レギュラー“当確”は3人だけ、ガルビスはどう使う?…鷹の開幕スタメンを最速予想

ソフトバンクのガルビス(左)と今宮健太【写真:Getty Images、荒川祐史】
ソフトバンクのガルビス(左)と今宮健太【写真:Getty Images、荒川祐史】

新外国人・ガルビスの起用法は…三塁はグラシアルかリチャードか松田か

 7年間指揮を執った工藤公康前監督から、2軍監督から昇格した藤本博史新監督へとバトンが受け継がれる2022年のソフトバンク。昨季は8年ぶりのBクラスに沈み、リーグ優勝と日本一の奪還が至上命令となる。

 昨季は怪我などで離脱者が続出して大苦戦を強いられた。このオフはメジャー通算1102試合出場、109本塁打の実績を誇るガルビスを補強。昨年8月に退団したレイが復帰、FAでも中日から又吉を獲得し、積極的な補強を行っている。グラシアル、デスパイネ、モイネロのキューバ人助っ人も残留し、全員が万全であれば、選手起用にはさまざまな可能性が広がる。

 現時点でレギュラー確実なのは、右翼の柳田、左翼の栗原、そして捕手の甲斐くらい。その他のポジションは助っ人勢も含めてコンディションと競争によって、顔ぶれが決まることになるだろう。

 新外国人のガルビスは本職の遊撃手ではなく、二塁へと回ると予想する。やはりソフトバンクにとって今宮の守備は欠かせぬところ。怪我がちで、打撃に物足りないところはあるが、選手会長が遊撃手のポジションに収まるのではないか。三塁はグラシアルと予想するが、ベテランの松田や若いリチャードらもいる。二塁手も三森、牧原大ら競争は熾烈だが、ガルビスに任せるならこのポジションか。

 外野で固まっていないのは中堅だ。こちらも上林や牧原大、真砂、柳町ら候補はいる。その中で推したいのはプロ9年目となる上林。怪我などで近年は不振が続いているが、持ちうる能力はチームでも屈指。再び花開けば、球界を代表する外野手になれる。

 藤本監督は左打者と右打者を交互に並べる“ジグザグ打線”の構想を持つ。出塁率の高い中村晃を“1番候補”にも挙げていたが、より足の早い上林が1番に定着できるだけの成績を残せば、打線の破壊力も増す。2番にはメジャーで102本塁打の実績があるスイッチヒッターのガルビスを置き、柳田、グラシアル、栗原、デスパイネ、中村晃、今宮、甲斐と“ジグザグ”に並べる打線はどうか。

 指名打者をデスパイネとしたが、ここにグラシアルが入り、三塁にリチャードや松田を起用することも可能で、ガルビスの遊撃手起用も十分に可能性はある。現時点ではなかなか見通せない今季のソフトバンクのオーダー。春季キャンプ、オープン戦での藤本新監督の采配にも注目だ。

【一覧】実績ある新外国人ガルビスの起用法に注目! ソフトバンクの開幕スタメンを最速予想

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