ソフトバンクは外国人枠をどう使う? チャトウッド加入で助っ人は7人体制に

ソフトバンクのフレディ・ガルビス、タイラー・チャトウッド、リバン・モイネロ(左から)【写真:Getty Images、藤浦一都】
ソフトバンクのフレディ・ガルビス、タイラー・チャトウッド、リバン・モイネロ(左から)【写真:Getty Images、藤浦一都】

1軍“当確”はモイネロ、レイ、ガルビスの3人か

 ソフトバンクは5日、来季の新助っ人としてタイラー・チャトウッド投手が入団すると発表した。チャトウッドはメジャー通算52勝を誇る右腕で、2018年から在籍したカブスではダルビッシュ有投手ともチームメートだった。

 ソフトバンクはこのオフ、メジャー通算1102試合出場のフレディ・ガルビス内野手を獲得。昨年8月まで在籍していたコリン・レイ投手の復帰も決まり、チャトウッドで3人目の新外国人選手となった。この3人のほか、リバン・モイネロ投手、カーター・スチュワート・ジュニア投手、ジュリスベル・グラシアル内野手、アルフレド・デスパイネ外野手がチームに残留。現状で計7人の助っ人外国人を抱えることになる。

 今季のNPBは昨季と同じく5人の外国人枠は継続される見込み。では、ソフトバンクはこの7人の助っ人外国人をどのように使うのだろうか。

 現時点で1軍が“当確”と見込まれるのはセットアッパーのモイネロ、先発ローテ候補のレイ、そして新助っ人のガルビスだろう。この3選手は来季のV奪還のために、活躍してもらわなければならない存在と言えるだろう。

 問題は残る2枠がどうなるか、だ。有力なのはグラシアル、デスパイネの2人だが、グラシアルは昨季、怪我のために長期離脱を強いられ、シーズンの大部分を棒に振った。デスパイネも昨季は不振に陥り、打率.264、10本塁打。一昨季も結果を残せておらず、2人がどれだけ復調でき、結果を残せるかは未知数と言える。

 デスパイネ、グラシアルの状態次第では、そのうち1人をファームで調整させ、先発中継ぎ双方をこなせるチャトウッドを1軍で起用したり、レイ、チャトウッド、スチュワート・ジュニアの3投手をチーム状況とニーズによって使い分けるなどの選択肢も考えられる。それぞれの選手に休養を与えながら、起用することも可能だ。

 顔を揃える7選手はどの選手も1軍で主力クラスとなれる選手。そのほかの日本人選手たちによる先発ローテ争いやレギュラー争いによって、この外国人の起用も左右されそう。そして、今季から指揮を執る藤本博史新監督にとっても、その手腕が問われることになりそうだ。

(Full-Count編集部)

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