DeNAエスコバーが“延長12回”を大歓迎 驚異のタフネス「60試合以上投げたい」

オンライン会見に臨んだDeNAのエドウィン・エスコバー(画像はスクリーンショット)
オンライン会見に臨んだDeNAのエドウィン・エスコバー(画像はスクリーンショット)

NPB左腕歴代最速の163キロ記録も「球速は意識していない」

 来日6年目のDeNAのエドウィン・エスコバー投手が25日、オンラインで報道陣の取材に応じた。昨年はコロナ禍で来日が4月3日にずれ込み、初登板はチーム23試合目となる4月21日の中日戦(横浜)だったが、それでも最終的にチーム最多の61試合に登板。驚異的なタフネスは「今年も60試合以上投げられるようにコンディションを整えたい」と意欲満々だ。

 昨季は4勝4敗1セーブ32ホールド、防御率3.38をマーク。2017年に日本ハムに入団し、同年7月にトレードでDeNAに移籍。翌2018年から4年連続で50試合以上とフル回転を続ける。今季は3年ぶりに、9回打ち切りから延長12回までに戻る予定で、エスコバーは「僕も他のブルペン陣も投げる機会が増えると思う。僕はどんどん投げていきたいタイプなので嬉しい」と言い切るのだから頭が下がる。

 昨年6月13日の日本ハム戦(札幌ドーム)では、左投手のNPB歴代最速記録を更新する163キロを計測。右投手を含めたNPB最速は昨年8月、巨人のチアゴ・ビエイラ投手が2016年10月の日本ハム・大谷翔平投手(現エンゼルス)の165キロを破る「166キロ」をマークした。エスコバーは「しっかり速い球を投げて打者を打ち取りたいが、球速自体は意識していない」と語った。

 オフには新たに年俸2億円(金額は推定)で2年契約。昨年とは対照的に、今年は今月14日に来日済みで、2月1日の沖縄・宜野湾1軍キャンプ初日から合流する。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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