「80%で」投げても最速155キロ 鷹の育成外国人2投手が見せたポテンシャル

マイロン・フェリックス(左)とアレクサンダー・アルメンタ【写真:上杉あずさ】
マイロン・フェリックス(左)とアレクサンダー・アルメンタ【写真:上杉あずさ】

フェリックスとアルメンタの2人に若田部3軍投手コーチ「楽しみにしておいて」

 12日にタマスタ筑後で行われたソフトバンク3軍と四国IL香川との交流戦。この試合で、ソフトバンクの育成新外国人アレクサンダー・アルメンタ投手とマイロン・フェリックス投手が揃って実戦に初登板し、鮮烈なデビューを飾った。

 まずマウンドに上がったのは17歳のアルメンタ。2点をリードした8回に登板すると、四球を与えたものの、1イニングを無安打無失点。三振も2つ奪い、ストレートの最速は147キロをマークした。

 3点リードとなった9回にはフェリックスが登板。細身ながら躍動感ある力強いフォームから投げ込んだ初球はいきなり152キロをマーク。先頭を遊飛に打ち取ると、残る打者を連続三振に仕留めて、ゲームを締めくくった。3人目の打者への初球には最速155キロをマークし、観衆をどよめかせた。“来日初セーブ”も飾って笑顔のデビュー戦となった。

 3軍制の拡大を目指すソフトバンクは昨秋のドラフト会議で史上最多の14人の育成選手を指名。さらには4人の若き外国人選手を育成契約で獲得した。一足先に来日し、3月15日に入団会見を行ったアルメンタはメキシコ出身の左腕。昨季メキシカンリーグでプレーしていた。フェリックス、フランケリー・ヘラルディーノ内野手(背番号146)、マルコ・シモン外野手(背番号144)のドミニカ共和国出身の3選手は同20日に入団会見を行い、ホークスの一員としての生活をスタートさせた。

愛称はアルメンタが「アレックス」、フェリックスは「ラファガ」