「80%で」投げても最速155キロ 鷹の育成外国人2投手が見せたポテンシャル

愛称はアルメンタが「アレックス」、フェリックスは「ラファガ」

 シモンは既に3軍で試合出場を重ねており、アルメンタとフェリックスはこの日が初実戦。来日初登板を終えた2人は「日本で初めて投げられて嬉しかった」と共に喜びを噛み締めた。アルメンタは「自分はコントロールのピッチャー。今日は自分のピッチングが出来た」と手応えを口にした。若田部健一3軍投手コーチは「ボールにキレがあるね。カーブも良いし、第2のモイネロ的な感じになって欲しいよね」と期待を寄せる。アルメンタ自身もこのカーブに自信をのぞかせていた。

 155キロをマークしたフェリックスは「今日は80%くらいの力で投げた」というから末恐ろしい。若田部コーチも「フェリックスは『剛』やね」と剛腕覚醒を待ちわびる。カーブ、スライダー、チェンジアップなど変化球も操るが、この日投じたのは12球中11球が自慢の直球だった。来日初登板で初セーブを挙げた記念のボールは、日付と自身のサインを書いて部屋に飾った。「ドミニカに持って帰って家族に渡したい」と無邪気に笑った。

 早速、楽しみな投球を見せた両投手だが、日本での生活に順応するのも早いようだ。練習中からチームメイト達とも積極的にコミュニケーションをとる。特にフェリックスは、シモンいわく「誰よりもよく喋ります」とのこと。覚えた日本語をすぐに使ってみたり、どんどん日本人選手に話しかけたり、チームに溶け込んでいる様子がうかがえる。

 ちなみに2人のニックネームはアルメンタが「アレックス」、フェリックスは、ドミニカで球が速い人のことを指すという「ラファガ」だという。チームメイトからもファンからも愛される存在になりそうだ。若田部コーチも「これからどんどん日本の野球に慣れて、1日でも早くまずは2軍に上がって欲しい。楽しみにしておいてください」と話す。海を渡って日本にやってきた若きダイヤの原石がホークスで輝く日を心待ちにしたい。

(上杉あずさ / Azusa Uesugi)

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