復帰の柳田は「10割男ですね」 3連勝の鷹・藤本監督が試合後に語ったこととは?

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】

6回途中から津森が好救援「頼りにしている」

■ソフトバンク 3ー0 西武(26日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは26日、本拠地・PayPayドームで西武と対戦し、3-0で勝利して3連勝を飾った。2回に柳町の適時打で先制すると、7回にはグラシアルが今季初本塁打となる2ラン。投手陣は無失点リレーで切り抜け、左肩腱板炎から復帰した柳田の復帰戦を白星で飾った。

 試合後、藤本博史監督の主な一問一答は以下の通り。

――投手陣はよく抑えた。
「ピンチはあったけど要所を抑えてくれたと思います」

――津森投手は回跨ぎ。
「津森も状態がいいので。頼りにしているんで、しっかり投げてくれるのは心強いですね」

――又吉投手は150ホールド。
「見事ですね」

――試合後、甲斐選手の肩を叩く素振りも。
「昨日も休日返上して練習して、結果でなかったけど、キャッチャーとしてしっかりリードはしてくれているんでね。そのうち出るよと言っておきました」

――柳田選手が復帰して安打も放った。
「ちょっとまだ合流するのが早いかな、というのはあって、今日も本当なら2軍の方に行く予定だったんですけど、雨模様ということで。振ることが痛くないなら合流しよう、と。いきなり3番で使いましたけど、結果出してくれましたね。これで気持ちよく明日からいけるんじゃないですか」

――グラシアルにも本塁打が出た。
「打つべき人が打ってくれたから勝てたっていうところですね」

――これで3連勝です。
「今週はあと5つあるんでなんとか勝ち越しで終われるようにしたいと思います」

(ペン記者の囲み)
――柳田選手は2打席目まで合ってなかった。
「全然合ってない状態だったけどね、しっかりとDHだからずっと鏡の前でバット振ってましたよ。結果出ましたから。相手も研究してるのか、変化球ばっかり投げてきてましたけど、全然タイミング合ってなかったけど、高めに浮いてきたのをコンタクトできてるんで、本人もホッとしてるんじゃないですか」

――試合の中で上げていける、と。
「相手も打線の中に柳田という名前があったら嫌でしょうし。3軍戦の2試合しか出ていないけど、出て結果を出せるわけですから。状態は完璧とはいえないけど、徐々に出ながら上げていってくれたら。こっちもありがたいんでね、あとは怪我しないようにサポートしながらですね」

――柳田選手は負けなしだ。
「10割男ですね」

――打線に名前があることで違う。
「相手も警戒するでしょう。グラシアルにもホームラン出たし、コレで固まってきてくれればいいんですけどね」

――グラシアルは打球が上がるようになってきた。
「打球が上がり出したのが最近なんでね。スリーベースのような打球が増えていけば、ホームランも出ていくんじゃないですかね。本人は守ってリズム掴みたいのがあるんですけど、疲れさせたら振りが鈍くなるし。どっちがいいのかな、と。柳田が怪我上がりで、ちょうど外野守ってリズム良く打席に入れているんじゃないかな、と。1打席目に納得がいかないと引きずるところがあるんでね。外野守っているとそれがない。リズム取れるんじゃないかと思います」

――津森投手は回跨ぎでナイスリリーフだった。
「ほぼ津森だけですよ、跨がせるのは。他の投手はほぼしないと思います。今の津森はツーアウトからいって1人抑えたら、次の回もいけると、コーチにも言われてる。そこは津森を信用して。体力もあるし、ポーカーフェイスですし、全然行きますよという性格なんで」

――又吉投手は安定している。
「経験もあるし、どこでも行きますよ、と心強いことも言ってくれる。7、8、9回は信用して送り出しています。森が帰ってくれればもっと心強いんですけどね」

――8回の場面は三森がよく見ていた。
「三森が見るところでしっかり見てましたね。盗塁のところもね。三森の大ファインプレーですね。状態もいいし、目がいくようになっている。今までは精一杯やっていて、今日は余裕が出てきてるんじゃないですか」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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