お立ち台前にSNS投稿の舞台裏 鷹・又吉の“広報活動”への想いと野球に向き合う姿勢

ソフトバンク・又吉克樹【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・又吉克樹【写真:藤浦一都】

お立ち台に上がる前のSNS投稿は石川柊太と嘉弥真新也の発案だった

 26日に本拠地PayPayドームで西武に3-0で勝利したソフトバンク。柳町達外野手の適時打、ジュリスベル・グラシアルの2ランで3点をリードすると、8回にマウンドに上がったのは、セットアッパーの又吉克樹投手。今季、中日からFAでソフトバンクに加入した右腕は1イニングを無失点に抑えて通算150ホールドを達成した。

 本拠地で初のお立ち台に立った又吉だが、この直前に驚きの行動に出ていた。中日時代から積極的なSNS投稿でファンからも“又吉広報”の相性で親しまれてきた右腕は、新天地でも“広報活動”を継続。試合終了直後にアップされる投稿のあまりの早さでファンの度肝を抜いてきた。

 この日はなんと、お立ち台に上がる前に投稿を完了。150ホールド達成記念Tシャツを着た自身の写真のアップしていた。その後のヒーローインタビューでインタビュアーからこの日の投稿について問われると「もうあげているので、見ていただければ」と回答。スタンドのファンの驚きと笑いを誘い、再び“爆速広報”ぶりをファンに知らしめることになった。

 試合後の取材では、この舞台裏についても明かした。お立ち台前の投稿を提案したのは嘉弥真と石川の2人。「今すぐ載せようって2人が言ってきたんで」。千賀滉大投手がSNS上で再三絡んでいるように“又吉広報”はチームメートにもすっかり浸透。チーム全体として、盛り上げようという空気が出来上がっているようだ。

自身へのプレッシャーに「やるためには1軍にいないといけない」