2回まで4失点の杉山一樹はなぜ続投? 鷹・藤本博史監督の試合後の一問一答

ソフトバンク・杉山一樹【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・杉山一樹【写真:藤浦一都】

打線は10安打放つも2得点「打線にならなかった」

■西武 8ー2 ソフトバンク(27日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは27日、本拠地・PayPayドームで西武と対戦し、2-8で大敗した。先発の杉山一樹投手が初回に山川に3ランを浴びて3失点。2回、4回にも失点して計6失点。打線は10安打を放ってチャンスは作ったものの、先発の松本ら西武投手陣の前にあと1本が出ずに反撃できなかった。

 試合後、藤本博史監督は報道陣の取材に対し、以下のように答えていた。

――西武の松本投手は良かった。
「点を取れるとこでね、何回もチャンスはあったんやけどね、ヒットは出てるから。そのあとの1本、何か打線にならなかったよね。ヒットは出るけど、続かない。そこだけ。松本が良かった悪かったというより、ヒットは出ているんでね、次回はちゃんともう少し繋がりのある形ができたら、試合になったんじゃないかなと思います」

――杉山は16球で失点した。
「コントロールのところだけど、四球を1個(実際は2個)しか出してないというところは少し成長したのかなと。打たれる分にはね、コントロールが甘かったというところだと思うんで。もっともっと大胆に思い切って強い球持っているんだから、次回ね、いってくれたらいいんじゃないかなと思います」

――序盤で4点取られたけど続投した。
「やっぱり何か掴んでほしいなっていうのがね。5回3人でピシャッと山川から始まるんでいってほしかったんですけどね。これからのピッチャーだからね、簡単に打たれたところで代えるより、5回とりあえずその山川から始まるところのイニングっていうのをね、いってもらいました。球はいいんですから。今日の収穫は四球1個(実際は2個)っていうところ。元々、四球から乱れるタイプのピッチャーなんで、そこをゾーンにとりあえず投げたっていうのが収穫かなと」

――中村晃選手は状態いい。
「野手の状態はそんな悪くないですよ、今宮も上がってきてるし、甲斐もね、一生懸命もがいてる最中だし、今日1本で出たし。あとはガルビスだけかな。やっぱり8番打ってるようじゃね。必ず状態が上がってくると思いますけど、今はちょっとね、3人で回る形でいいものを。それで使わなかったら余計に悪くなるしね、そこは難しいところだと思いますけど」

――柳田くんが出て初黒星。
「絶対いつか負けるわけやから、全然そういうのはあまり意識してないです。はい。柳田にヒットで出したっていうのはね、これから期待していきたいと思います」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)