西武・山川の“立ち姿”に見るキング独走の理由 名球会員が感じた打席での変化

西武・山川穂高【写真:荒川祐史】
西武・山川穂高【写真:荒川祐史】

右太もも裏を痛め離脱したが、16試合で打率.357、リーグトップの9本塁打

■西武 2-1 オリックス(1日・京セラドーム)

 西武は1日、敵地でのオリックス戦を2-1で勝利し連敗を2でストップした。試合を決めたのは9回にリーグトップを独走する9号ソロを放った山川穂高内野手。ここ2年は24本どまりだった元キングの変化を、南海、近鉄で通算2038安打を放ち名球会入りした野球評論家・新井宏昌氏が分析した。

 山川はこの日、オリックス先発・山岡の前に第1打席から3打席連続三振に倒れた。だが、同点で迎えた9回の第4打席では左腕・ビドルのカーブを完璧に捉え、左翼席上段に弾丸ライナーで突き刺さる決勝ソロを放った。

 3月30日の日本ハム戦では右太もも裏を痛め2軍調整となったが、4月19日のロッテ戦で復帰するとここまで16試合に出場し打率.357、9本塁打20打点と好成績を記録。2018年に47本塁打、2019年に43本塁打と2年連続の本塁打王に輝いた主砲が復活の気配を見せている。

 チームの連敗を止める会心の一発を放った山川の姿に新井氏は「打席での姿が昨年よりいい。やや前のめりになっていたのが、今年は背筋を伸ばしスッと立てている。下半身への負担もなくなり、シーズンを通してミスショットも減ってくるのではないでしょうか」と口にする。

4月27日のソフトバンク戦から5戦4発「バランスのいい力の出し方、無駄なくスイング」

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