モイネロと又吉は欠場、レイが中継ぎ待機へ 鷹・藤本博史監督の一問一答

牧原はジョーカーとして起用「いいところに置いておきます」

――相手の先発は初対戦。
「いい投手ですよ。映像見たけど、高めは吹き上がり、低めは垂れ気味やけど、カットみたいな球がチェンジアップ気味な感じで。ベルトゾーンを打ちに行くしかないんじゃないかな。あとは球数を投げさせる、そういうことができたらいいんじゃないかなと。もう1つは外国人特有でちょっとイライラさせたらいいんですよね。気持ちよく投げさせたらどんどん来るから、例えばタイムをかけるとか、セーフティを仕掛けるとか、そういうね、こっちも作戦的にイライラさせるような、エンドランとかそういうのでやっつけようかなと思ってます」

――作戦も試される。
「もうずっとやってるんでね。山本くんのときでもね、昨日の宮城くんのときでも、やっぱりいいピッチャーの時はそう簡単に打線が繋がることはないんでね。たまたまこの2戦はね、ヒットは出てますけど、やっぱりいいところ、要所要所は抑えられてますから。当然そういうところでスクイズも考えないといけないし、いろいろ点を取るためにはどうしたらいいかということはやっていきたい」

――エンドランへの意識づけ?
「元々キャンプからね、バント、エンドラン、右打ちだけはしっかりやってくれっていうことを言ってるんで。そこはもうエンドランが一番攻撃的な、昨日の今宮みたいにああいう形で成功すればね、一番攻撃のパターンが広がってくるんで。例えばアウトになっても得点圏に進むわけですから、転がせば。そういう意味では、何とか得点圏にランナーを進めることを考えてやらないと、やっぱり点は入らないっていうこと」

――今日の2番は?
「今宮やったかな。牧原がスタメンで出るときは牧原を入れようかな、と思っていますけどね。牧原をジョーカーに置いとかないと、代打の左っていうところが手薄なんでね。上林が外れて代打っていうのは、タイプがあるじゃない。牧原が一番チャンスで代打というものが向いてるかなということ。柳町、上林が悪くなったら、また牧原に出てもらって、そういうジョーカーですから。代打のジョーカーじゃないからね。スタメンもあり、代打もあり、いいところでいくというのがジョーカーですから、そういう意味で牧原はいいところに置いておきます」

――リチャードとは話を?
「はい。しっかり話しました。あそこはもう村松コーチも勝負にいったんだから、回しても僕は問題ないと思う。間一髪リクエストまでしてアウトになったんだから。リードの一歩目を早くするとか、サードで回ったところで止まりかけたのもちょっと気になるけど、そういうのがなかったらセーフになってるんじゃないかなと思って。そういうところの一歩を大事にしなさいよっていうことを言った」

――ファームは?
「当然見てますよ。デスパイネはね、柳田の肩の状態があるんで、こっちに来たとしても代打しかないんで。それでも、しっかりやってくれよということはもう話はしてます。ただ、いつ上げるかっていうのはね、時期ですね、当然交流戦入ったら代打も当然必要だと思う。心強いし、そういうところも全部考えて、今やっと最近ヒット出だした。井上くんはリハビリ、川原田も調子いいとか聞いてますしね、その辺もこっちの選手とね、いろいろ考えながらやっていきたい」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)