41歳・和田毅は5回1失点でなぜ降板? 鷹・藤本監督、非情の交代決断の裏側

ソフトバンク・和田毅【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・和田毅【写真:藤浦一都】

藤本監督「もう1回いこうかなと思ったんですけど…」

 ソフトバンクは5日、本拠地PayPayドームでオリックスと戦い、9-3で快勝して3連勝を飾った。同点で迎えた6回に柳町達外野手の2点適時打で勝ち越すと、7回には一挙6得点のビッグイニング。先発の和田毅投手が5回1失点と好投すると、2番手で3イニングを無失点に抑えたコリン・レイ投手が今季2勝目をマークした。

 指揮官の思い切った継投が目立った試合だった。先発の和田は初回、3者連続三振と抜群の立ち上がり。3回までに6個の三振を奪った。4回に犠飛で1点を失ったものの、5回まで3安打1失点7奪三振。73球と上々のペースで投げていた。それでも、藤本博史監督は継投を決断。6回からコリン・レイ投手を2番手でマウンドに送った。

 試合後、藤本監督はこう明かす。「もう1回いこうかなと思ったんですけど、中継ぎにレイを入れていたんでね。和田とレイで8回まで行きたいなっていうのがあったんで、そこはもうスパッと代えさせてもらいました」。レイは本来は先発ながら、結果が出ないこともあってローテから外れた。本人の申し出もあり、調整も兼ねて中継ぎで待機することとなって、この日からブルペンに加わっていた。

 この日は当初から和田が5回前後を投げ、そして2番手としてレイを投入するプランだった。連投中だったモイネロと又吉は登板させないことも決まっていた。7、8回まで和田とレイの2人でリードを守り、最後は津森や嘉弥真といった救援陣で乗り切る思惑だった。和田が好投していたものの、指揮官はそのプラン通りに交代を決めた。

 5回を終えた段階で73球と球数にはまだ余裕はあったものの、和田には少しずつ疲れは出てきていた。指揮官は「拓也に聞いても、抜け出したっていうところがあった」という。そんな理由もあり、万全を期すために5回での降板を決めた。代わったレイは3回を投げて無安打無失点と好投。指揮官の思惑通りに、勝利への道筋を描いた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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