大谷翔平は「本当に厄介」 2打席連発に相手捕手が降参「パワーものすごい」

第4打席で6号満塁弾を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
第4打席で6号満塁弾を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

6回の10試合ぶり5号は左腕、7回の満塁弾は右腕のカットボールを打つ

■エンゼルス 11ー3 レイズ(日本時間10日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)の本拠地レイズ戦で、自身初の満塁弾を含む1試合2本塁打した。今季第5号、6号を打席の真後ろで目撃したレイズの捕手マイク・ズニーノは「本当に厄介な打者。パワーがものすごい」と脱帽の様子だ。

 大谷は「3番・DH」で出場し、6回無死走者なしの打席で10試合ぶりとなる5号ソロを放った。左腕ビークスの初球カットボールを捉え、中堅左へ。そして7回には無死満塁で打席に入り、右腕フォーチャーから左中間スタンドへ、自身初となる6号満塁弾を放った。

 ズニーノは今日の大谷に「素晴らしい。レベルの高い打撃をする。フィールドのあらゆるところに運ぶ打球の強さだったりもね。本当に厄介な打者だよ」とお手上げの様子。2発ともカットボールだが、投げている投手には左右の違いがある。

「両方とも逆方向に打ってしまうんだから、とても感心させられるよ。しっかりボールを待って、フィールドのあらゆるところに運ぶパワーがもの凄い」と、最後は半ば呆れたかのような口調。調子を上げ始めた大谷にすっかり降参と言った様子だった。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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