鷹・佐藤宏樹が“プロ”を実感した甲斐野央からの一言 初の公式戦で痛感した課題

ソフトバンク・佐藤宏樹【写真:上杉あずさ】
ソフトバンク・佐藤宏樹【写真:上杉あずさ】

敗戦投手のアナウンスに甲斐野は「これがプロになったという証拠」

 トミー・ジョン手術からの復活を目指しているソフトバンクの2020年の育成ドラフト1巡目・佐藤宏樹投手。11日にタマスタ筑後で行われたウエスタン・リーグ広島戦でプロ入り後初の2軍公式戦登板を果たした。慶大時代はドラフトの上位候補と言われていた逸材ながら、ドラフト直前に手術を受けたため育成での入団となったが、長いリハビリを経て、ついにベールを脱ごうとしている。

 最速151キロの直球とキレのあるスライダーが持ち味のサウスポー。強気なマウンドさばきと投げっぷりの良さも魅力で、奪三振率も高い。公式戦デビューとなったのが11日の広島戦。先発としてマウンドに上がると3回を投げて4失点。復帰後最速となる149キロをマークし、三振も5つ奪ったが、4つの四死球に苦しんだ。

 ただ、佐藤宏は意外なところで“プロ野球選手”を実感した。試合終了後の場内アナウンス。「敗戦投手 佐藤宏樹」と名前が呼ばれ「『これがプロになったっていう証拠。やっとお前はプロになったんだ』みたいなことを甲斐野さんに言われて。本当にそうだなと」という。1年超にわたる長いリハビリを乗り越えてようやく辿り着いた公式戦の場。たとえ敗戦投手のアナウンスだったとはいえ、甲斐野の言葉に“プロ”を感じられた。

 決して満足したわけではない。結果で言えば3回4失点。佐藤宏は「バッターの反応も全然違うし、雰囲気もいつもより重い感じというか、緊張感のあるマウンドでした。1軍経験もあるバッターと対戦してみて、実力的にもまだまだと実感させられました」と振り返る。「欲を言えば抑えたかったですけど……」と悔しさも滲んだが、急遽巡ってきた2軍戦の先発機会で確かな手応えもあった。

走者を出してからの投球に課題「球速も落ちたし、コントロールもアバウトに」

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