大谷翔平も3三振…13三振の半数が見逃し「バットを振れ」 マドン監督が苦言

試合後に会見に臨んだエンゼルスのジョー・マドン監督【写真:盆子原浩二】
試合後に会見に臨んだエンゼルスのジョー・マドン監督【写真:盆子原浩二】

13三振で今季ワースト4連敗…大谷も3打席連続三振で打率.248

■アスレチックス 4ー2 エンゼルス(日本時間21日・アナハイム)

 エンゼルスは20日(日本時間21日)、本拠地でのアスレチックス戦に2-4で敗れ、今季ワーストの4連敗を喫した。「3番・指名打者」で出場した大谷翔平投手も3打数3三振で無安打。チームも13三振を喫し、半数の7つが見逃しだったことに、ジョー・マドン監督は「バットを振れ」と失笑ぎみに苦言を呈した。

 大谷は初回2死で四球を選び、すぐさま今季6盗塁目の二盗に成功。一時同点のホームを踏んだものの、第2打席以降は3打席連続三振に倒れ、打率.248となった。チームも序盤に2点を取ったのみで、アスレチックスの5投手の前に実に13三振と苦戦した。

 うち7三振が見逃しだったことに、指揮官は「私もそのことには気づいた。選り好みしすぎるときがある。ストライクゾーンをしっかりと整理しないといけない」と指摘。大谷やトラウトらの上位打線は強力だが、振らなければ得点は生まれない。

 さらにこの日は別の心配事も。9回の守備で、テイラー・ウォード外野手がキャッチした直後に外野フェンスに衝突。歩いてベンチには戻れたものの、途中交代となった。マドン監督は「いまチェックを受けているところだ。肩を打ったと聞いた。顔は分からない。私のところから見た感じではなにも言えない」と言うにとどめた。

 開幕から快進撃を続けてきたチームは、ここに来て失速。大谷も日米通算150号に王手をかけ、4試合足踏み。重たい空気を脱するには、やはり痛快なアーチしかない。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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